福岡市医師会 手洗いなど基本的な感染対策の徹底呼びかけ

福岡市医師会 手洗いなど基本的な感染対策の徹底呼びかけ

新型コロナウイルスの感染が収束しない一方、6月に入ってもインフルエンザの感染者が確認されるなど、新型コロナ以外の感染症の報告も相次いでいるとして、福岡市医師会では手洗いなど基本的な感染対策の徹底を呼びかけています。
5月28日までの1週間に福岡市の医療機関の定点で把握された新型コロナウイルス患者の数は平均で3.82人で、前の週と比べやや減ったものの、市医師会では感染はゆるやかな増加傾向にあると分析しています。
7日の会見で福岡市医師会の平田泰彦会長は「夏も感染拡大の可能性はある。手洗いなど引き続き日常的な感染対策を続けてほしい」と基本的な対策の徹底を呼びかけました。
また、会見では例年はこの時期に患者がきわめて少ないインフルエンザの感染が6月に入っても収まらず、子どもを中心に溶連菌感染症や手足口病も増えていることが示されました。
感染症を担当する中山英樹常任理事は、「いずれの感染症もこの3年間非常に少なかったのでマスクを外して密になる機会が増えた今、感染が増えているとみられる」と述べました。
その上で、「手洗いなどの対策を続けるとともに、発症した場合は病院できちんと診察を受けてほしい」と呼びかけました。