所得低いひとり親世帯に5万円給付を盛り込んだ補正予算が成立

福岡県議会が6日開会し、所得が低いひとり親世帯に子ども1人あたり5万円の特別給付金を支給することを盛り込んだ補正予算が成立しました。
対象は、県が支給を担当する県内の町や村のおよそ1万3000人で、7日に給付金が支給される予定です。
きょう開会した県議会では、政府が決定した物価高騰対策の一環で、児童扶養手当を受け取っている所得が低いひとり親世帯に子ども1人あたり5万円の特別給付金を支給することを盛り込んだ補正予算が可決・成立しました。
対象は、県が支給を担当する県内の町や村のおよそ1万3000人で、あす給付金が児童扶養手当を受け取っている口座に振り込まれるということです。
また、福岡県は、物価高騰の影響を受ける医療施設や社会福祉施設、それに、保育施設や子ども食堂などに対して、電気代やガス代、食材費などの上昇分を補助することなどを盛り込んだ補正予算案も提出しました。
この補正予算案では、餌代の高騰などの影響で子牛の買い控えが起き、出荷価格が下落しているとして、収入が減少している酪農家を支援するため、肉用の子牛の出荷価格のうち下落分の半額を補助する費用も計上されています。
この補正予算案は、会期末の6月23日に採決が行われ、可決・成立する見通しです。