福岡空港に 上海便新たに就航 中国本土結ぶ便3年3か月ぶり

福岡と上海を結ぶ直行便が新たに就航しました。
福岡空港と中国本土を結ぶ便の運航は3年3か月ぶりで、日本に来る旅行者がどこまで回復するか、注目されています。
就航したのは、中国の「春秋航空」の福岡と上海を結ぶ直行便です。
5日夕方、旅客機が駐機場に到着すると、消防車2台が左右から放水してアーチをつくって歓迎しました。
そして空港の到着ロビーでは、スタッフたちが横断幕を掲げて乗客100人あまりを出迎えていました。
式典で、春秋航空の李剣専務取締役は「中国と九州の経済・貿易・文化交流の促進に努め、福岡と中国の間でより多くの国際線が就航することを期待している」と述べました。
乗客のひとりで、福岡市内で働く中国人の20代の女性は「中国に帰るときは東京を経由したので、直行便で福岡に戻れるのがうれしいです」と話していました。
福岡と中国本土を結ぶ便は新型コロナの影響で運休が続いたため、運航は3年3か月ぶりです。
福岡空港では7日北京便が、12日には別の上海便も運航を再開することになっていてコロナ禍前にインバウンド需要の大きな割合を占めていた中国からの旅行者がどこまで回復するか、注目されています。