性感染症の梅毒急増 福岡県では過去最多の去年を上回るペース

性感染症の「梅毒」の感染者が急増しています。
福岡県では、過去最多となった去年を上回るペースで増加していて、県は、不安がある人は医療機関を受診するよう呼びかけています。
「梅毒」は性行為やキスなど性的な接触によって広がる細菌性の感染症です。
手のひらなどに赤い発疹ができ、薬で治療できますが、放っておくと深刻な症状を引き起こすこともあるほか、妊婦が感染した場合、流産や死産のリスクが高まるとされています。
福岡県によりますと、5月28日までに報告されたことしの県内の感染者は284人で、過去最多となった去年の同じ時期と比べ1.7倍に増えています。
県は、痛みのないしこりやバラの花のような発疹など気になる症状がある人や、不安がある人は医療機関を受診するよう呼びかけています。
また、福岡県は、県内の保健所で無料の検査も行っています。
特に1日から7日まではHIV検査普及週間にあわせて梅毒についても保健所によっては夜間や土日にも臨時の検査を行っているということです。
検査は匿名で受けられ、受け付け時間や予約が必要かどうかはホームページで確認してほしいとしています。