福岡県 新たな感染症に備え協議会 「予防計画」改定案策定へ

新型コロナへの対応を踏まえ、福岡県は、新たな感染症への対策などについて話し合う協議会を設置し、初会合を開きました。
感染症予防計画の改定案を策定することにしています。
「福岡県感染症対策連携協議会」は、県や政令市のほか、医療機関や消防などが参加し、4月設置され、29日県庁で初会合が開かれました。
この中で福岡県保健医療介護部の白石博昭部長は「この協議会は次の感染症に備えるために設置した。きたんなき意見と助言をいただきたい」と述べました。
会合では、新型コロナへの対応を踏まえ、新たな感染症への備えとして医療機関の規模に応じた役割分担などを平時から整理し、速やかに対応できる体制を構築することや患者の発生届の入力が医療機関などの業務ひっ迫につながったとして簡易化することを国に求めるなどとした案が示されました。
協議会では、今後、県の感染症対策の基本的な方向性などを定めた感染症予防計画の改定案について議論を重ね、来年2月に決定することにしています。