天神地下街への浸水防ぐ訓練 梅雨の大雨に備え 福岡市

梅雨を前に福岡市の「天神地下街」では浸水被害を想定し大雨の水が流れ込むのを防ぐ訓練が行われました。
福岡市中央区の「天神地下街」で行われた訓練には地下街の防災担当者や福岡市地下鉄の職員などおよそ90人が参加しました。
26日の訓練は、近くを流れる那珂川が氾濫して、地下街が浸水するおそれがあるという想定で行われました。
天神地下街には浸水が予想される43か所の出入り口に水の流れを止める「止水板」や「止水シート」が備えられていて参加者たちは可動式の止水板を組み立てたりシートを広げたりする手順を確認していました。
このうち、特に水が流れ込む可能性が高い入り口には流木などもせき止めることができるより厚みのある止水板を組み立てました。
天神地下街の防災センターの神代茂男所長は、「天神地下街を訪れる皆さんの安心安全をしっかり守るため、大雨の際は迅速にいち早く対応したい」と話していました。