福岡市 昨年度行政手続き オンラインでも申請可能は9割超 

福岡市は、昨年度処理した行政手続きのうち、オンラインでも申請が可能な手続きが9割を超えたと発表しました。
一方で、実際にオンラインで申請されたのは、そのうちの半数ほどで、積極的な利用を呼びかけています。
福岡市は、市民が区役所などに来なくても行政サービスを受けられるようにするため、行政手続きのオンライン化を進めています。
市によりますと、昨年度処理した行政手続きおよそ1020万件のうち、92.1%がオンラインでも申請が可能になっている手続きだったということです。
一方で、実際にオンラインで申請されたのは、そのうちの半数ほどにとどまっていたということです。
市は、利便性の向上や窓口の混雑緩和につながるとして、オンライン申請の積極的な利用を呼びかけています。
また、市は、市民や事業者が不便に感じるアナログな行政手続きについて、専用のサイト「デジタル改善目安箱」で意見を募っていて、すでに保育園の利用申し込みのオンライン化などを決めたということです。
高島市長は「使える人はできるだけオンラインを使ってもらって、市の職員の負担も減らし、楽になった分で福祉などぬくもりが必要な部分に人をあてていきたい」と述べました。