”路上で刺された”男性けが 殺人未遂事件か捜査 福岡市西区

25日朝、福岡市西区の路上で20代の男性から「知らない人から刺された」と110番通報がありました。
男性は腰のあたりにけがをしていて、警察は殺人未遂事件の疑いもあるとみて捜査を進めています。
25日午前8時20分ごろ、福岡市西区今宿の路上で、通勤中の20代の男性から「知らない人から刺された。背中を確認したら血がついていた。ぶつかったような、蹴られたような衝撃を感じた」と110番通報がありました。
警察によりますと男性は福岡市西区に住む28歳の准看護師で、腰のあたりに刃物のようなもので刺された傷があり、けがの程度は軽いということです。
男性は歩いて通勤している途中で、警察に対して「後ろから刺され、犯人は走って逃げた」などと説明しているということです。
警察は、殺人未遂事件の疑いもあるとして男性から現場から逃走した人物の特徴や当時の状況を詳しく聞くとともに目撃情報がないかなど、捜査を進めています。
現場は福岡市西区のJR筑肥線の今宿駅から北西におよそ700メートル余り離れた住宅街です。
現場から500メートルほど離れたところに住む60代の男性は「住宅街なので静かなところで35、6年住んでいますが、切りつけられたという事件は初めてだと思います。人通りはそれほど多いところではないですが、抜け道になっていて車の通りは多いです」と話していました。
現場の近くにある小学校では児童の下校時間にあたる25日午後3時すぎ、多くの保護者が校門の前まで子どもたちを迎えにきていました。
また、教員や保護者が黄色の旗を持って通学路に立ち、子どもたちを見守りました。
黄色い旗をもった教員のひとりは「みんな安全に帰っています」と話していました。
青色の回転灯を付けた車やパトカーも巡回して見回りを強化していました。