4月九州を訪れた外国人は23万人余 コロナ禍前の7割程度

4月九州を訪れた外国人は23万人余 コロナ禍前の7割程度

4月九州を訪れた外国人の数は23万人あまりと、コロナ禍前の7割程度の水準でした。
今後は中国本土からの旅行者がどの程度回復するかが焦点です。
九州運輸局の発表によりますと、4月、九州管内の空港などから入国した外国人は23万331人と、前の年の同じ月の44倍に拡大しました。
月の入国者が20万人を超えるのは4か月連続です。
九州の各地の空港では国際線の再開が相次いでいて、韓国や台湾、タイなどからの入国が目立っています。
また、この数を新型コロナの感染拡大前の2019年の同じ月と比べると74%の水準でした。
コロナ禍前のインバウンド需要の大きな割合を占めていた中国人旅行者の戻りが鈍いことが要因です。
中国に対しては、日本政府が水際措置の緩和を進める中で福岡空港でも6月から北京便や上海便が再開することになっていて、中国本土からの旅行者がどの程度回復するかが焦点です。