オスプレイ佐賀空港配備計画めぐり防衛省が隣接の柳川市に説明

陸上自衛隊の輸送機、オスプレイの佐賀空港への配備計画をめぐって防衛省九州防衛局の局長らが23日、隣接する柳川市を訪れ、議会で基本の飛行ルートなどを説明しました。
柳川市を訪れたのは防衛省九州防衛局の伊藤哲也局長ら13人で市議会の全員協議会に出席しました。
柳川市は佐賀空港からおよそ4キロの距離にあり、市民からはオスプレイの安全性などを不安視する声があがっています。
伊藤局長は冒頭、「地元の皆さんの理解と協力を得られるよう、また、我が国の安全保障に万全を期すためにしっかりと取り組んでいく」と述べました。
このあと担当者がオスプレイの基本の飛行ルートを説明し、ふだんは柳川市の上空は飛行せず、悪天候の時など空港管制の指示があった場合には上空を飛ぶ可能性があると述べて理解を求めました。
出席した議員からは、事故が起きた場合や有明海への影響が出た場合の補償についての質問や要望が出されました。
全員協議会のあと金子健次市長は、「市民の安心・安全を保っていけるように取り組んでいきたい」と話しました。
柳川市によりますと5月30日には、九州防衛局と市が市民などを対象とした説明会を開催するということです。