日銀 九州・沖縄の景気「回復しつつある」 消費回復に勢い

日銀は、九州・沖縄の5月の景気判断を半年ぶりに引き上げました。
コロナ禍で控えられてきた消費や住宅投資の回復に勢いが出ているためだとしています。
日銀福岡支店は22日、九州・沖縄の今月の金融経済概況を発表し、全体の景気判断を「持ち直している」から、「回復しつつある」に変更し、半年ぶりに判断を引き上げました。
「回復」という表現を使うのはおよそ6年ぶりで、全国の中でも九州・沖縄の景気の回復が目立っているとしています。
これはコロナ禍で控えられてきた旅行や外出が活発になり、個人消費の増加やインバウンドの回復に勢いがあることに加え、熊本を中心とした半導体産業の活況で住宅投資も伸びていることが要因です。
記者会見した※ハマ田支店長は「景気が上向いた要因はひと言で言うと“コロナ明け”になる。半導体が世界的に若干不況になっていることとは反する状況になっている」と述べました。
※濱のうかんむりの下が眉に八。