フィンランド発祥スポーツ「モルック」用具を大川の学校に寄贈

“木工のまち”大川市の子どもたちに、フィンランド発祥の木を使ったスポーツ「モルック」に親しんでもらおうと、市内の学校にモルックの用具一式が寄贈されました。
「モルック」は木の棒を投げてピンを倒し得点を競うスポーツで、大川市では、市民の健康増進や交流に役立てようと、去年からモルックの普及に取り組んでいます。
取り組みに賛同した地元のライオンズクラブが、市内の小中学校と高校あわせて11校に2セットずつ練習用のモルックの用具を贈ることになり、このうち木室小学校では、きょう会長たちが訪れて6年生の児童に用具を手渡しました。
22日贈られたのは練習用のものですが、児童たちは別に用意された大会用の公式の用具を使って競技を体験し、モルックと呼ばれる木の棒を投げ、数字が書かれた「スキットル」というピンを倒し、狙いどおりのピンが倒れると歓声を上げて喜んでいました。
児童たちは「大会に向けて練習したり、みんなと遊んで使ったりしたいです」と話していました。
大川ライオンズクラブ会長の納戸教光さんは「子どもたちにモルックの楽しさを伝えたいと思い、寄贈しました。競技をとおして木の手触りや、人を思いやる心などを学んでほしいです」と話していました。
ライオンズクラブでは子どもたちに参加を呼びかけて6月、モルックの大会を開催することにしています。