県議選落選の元候補と父親の元県議 公職選挙法違反で略式命令

4月に行われた福岡県議会議員選挙で、運動員に報酬の支払いを約束し買収したなどとして公職選挙法違反の疑いで逮捕された元候補者とその父親の元県議会議員の2人に対し、裁判所はいずれも罰金50万円の略式命令を出しました。
略式命令を受けたのは、4月9日に投開票が行われた福岡県議会議員選挙で、福岡市早良区選挙区から立候補し、落選した古川悠哉元候補(39)と、その父親の古川忠元県議会議員(74)の2人です。
2人は、ことし1月から3月にかけて早良区内の事務所などであわせて3人の運動員に対し、投票呼びかけなどへの報酬として1時間あたり1000円の支払いを約束したなどとして、公職選挙法違反の運動員買収などの疑いで逮捕され、きょう略式起訴されました。
これを受けて福岡簡易裁判所は、2人に対しいずれも罰金50万円の略式命令を出しました。