全国学力テスト 中学英語「話す」をオンラインで 福岡県でも

小中学生を対象にした「全国学力テスト」のうち、中学の英語でことし初めてオンラインによる「話す」テストが導入され、福岡県内の中学校でも5月26日にかけて順次、行われています。
「全国学力テスト」は、小学6年生と中学3年生を対象に文部科学省が平成19年度から実施していて、「国語」と「算数・数学」のほか中学生には今回で2回目となる「英語」の試験も実施されます。
このうち、18日は福岡市西区の下山門中学校で、英語の「話すこと」の技能を確認する試験が行われ、3年生160人余りがテストに臨みました。
タブレット端末を使って出題から回答までがオンラインで行われるのは初めてだということで生徒たちは、端末が正常に作動するかどうか確認したあと、マイク付きのヘッドホンをつけて、試験の開始を待ちました。
英語の「話すこと」の技能は、一斉に実施すると、ネットワーク環境が混み合ってトラブルが起きるおそれなどがあるとして、実施期間に幅があり、4月から5月26日までに順次、実施されることになっています。
テストの結果は文部科学省が7月下旬までにとりまとめ、全国の状況を分析して公表することにしています。