大型連休初日 福岡空港混み合う 保安検査場に行列も

大型連休の初日の29日、福岡空港には、ふるさとや行楽地に向かう多くの家族連れの姿が見られ、保安検査場の前に長い行列ができる時間帯もありました。
福岡空港の国内線ターミナルは、29日朝、荷物を持って遠方に出かける多くの人たちで混み合っていました。
1歳の娘と2歳の息子を連れた30代の女性は「北海道の祖母の家に行きます。コロナの前に帰省した以来で久しぶりです。4泊5日滞在する予定です」と話していました。
40代の男性は「歯科の最先端の治療技術を学びにアメリカのシアトルに行きます。空港が混んでいると思ったので少し早めに来ました」と話していました。
福岡空港では保安検査員の不足などによって早朝や週末を中心に混雑が激しくなる問題が起き、空港会社は対策として、4月中旬から保安検査場の手前で先に搭乗券を確認するエリアを設けています。
銭湯の番台になぞらえて「番台方式」とも呼ばれている手法で、利用者は搭乗券のチェックを受けてから検査場のゲートに向かっていましたが、午前中、長い行列ができる時間帯もありました。
福岡空港によりますと、大型連休の国内線の利用者は50万人あまりと、コロナ禍前とほぼ同じ水準となると見込んでいて、混雑のピークは5月3日以降になるとしています。