大川 建具メーカーの端材活用 積み木作り保育施設などに贈る
木工のまちとして知られる大川市は、家具などを作ったあとに出る端材で積み木をつくり、市内の保育施設などで活用してもらう取り組みを始めました。
端材を活用した積み木は、厚さ1センチ、幅2センチ、長さ15センチの平たい形で市内の建具メーカーが提供したひのきの端材が使われています。
17日、建具メーカーの代表や仕上げ作業を行った高齢者らが市内の認定こども園を訪れ、完成した1000個の積み木を贈りました。
園児たちは積み木を受け取ると早速、家や塔など思い思いの作品を作っていました。
大川市によると、市内には、およそ200の家具や建具のメーカーがありますが、端材は、廃棄されることが多くどう活用するかが課題となっていました。
大川市ではやすりがけなどの仕上げを高齢者に担ってもらうことで、高齢者の生きがいづくりにもつなげたい考えです。
端材を提供した坂井建具製作所の坂井貴之代表は、「自由な発想で積み木遊びを楽しんでほしいです。子どもたちの笑顔のために協力したいです」と話していました。
大川市健康課の梅崎好美さんは、「端材を提供してもらえれば第二弾、第三弾と積み木のプレゼントを継続していきたいです」と話していました。