海の安全など願う住吉神社の「潮干祭」 4年ぶり開催
みこしをのせた船をひきながら街を練り歩き、海の安全などを願う神事、福岡市の住吉神社の潮干祭が4年ぶりに行われました。
潮干祭は、鎌倉時代から福岡市博多区の住吉神社に伝わる海の安全や豊漁を祈願する神事で、新型コロナの影響で4年ぶりの開催となりました。
3日は、本殿に海産物などが供えられ、宮司が祝詞を読み上げるなどしたあと、伝統的な衣装を身につけた氏子などおよそ100人がみこしをのせた高さ3メートルほどの船をひいて神社を出発しました。
そして、かつて海だった神社周辺の地域をおよそ1時間かけて練り歩き、沿道では、たくさんの人たちが足を止めて伝統の神事の様子を写真に収めていました。
住吉神社の桐田篤史権禰宜は「新型コロナも落ち着いてきたので、地域にとって大切な祭りを契機に福岡の街が元気になればと願って博多の街を練り歩きたい」と話していました。