福岡県内の美術館など小中学生入館料無料化 4月〜1年間限定

福岡県は、新型コロナの感染拡大で子どもが文化や芸術に親しむ機会が少なくなったなどとして、4月から1年間限定で県内にある美術館などの小中学生の入館料を無料にする事業を始めました。

小中学生の入館料が無料化されたのは福岡県立や市町村立の美術館や博物館など県内38の施設で、県内在住かどうかを問わず小中学生は常設展やプラネタリウムを無料で観覧できます。
このうちのひとつ福岡市科学館では、チケット売り場に「小中学生は無料」と表示され、無料で入館する子どもたちの姿が見られました。
小学3年生の男の子の母親は「教育のために連れて行きたいと思うことが多いので無料になるのはいいなと思います」と話していたほか、男の子は「何回も来られるのでうれしいです」と話していました。
このほか無料化の対象は、福岡市の「福岡県立美術館」や北九州市の「スペースLABO」「九州鉄道記念館」などでいずれも▽期間は4月から来年3月末まで▽企画展など、常設展以外の観覧には料金が必要です。
福岡県内では、従来から無料の施設を含めると、あわせて153施設で小中学生が無料で利用できるようになりました。