デイケア施設と高齢者宅オンラインで結びリハビリの実証実験

デイケア施設と高齢者の自宅をオンラインで結んでリハビリをしてもらう実証実験が大牟田市で行われています。
実証実験を行っているのは、大牟田市の白川病院と理化学研究所で、29日は、病院が運営するデイケア施設と、市内に住む78歳の女性の自宅をオンラインで結びました。
施設にいるスタッフが体操の動きを指導すると、女性はそれにあわせて腕や肩を動かしてリハビリを行っていました。
この取り組みは新型コロナの影響で施設にリハビリに行きにくいという利用者の声を受けて始まったということです。
実験を体験した女性は、「リハビリで体が柔らかくなりました。施設に行かずにリハビリできるのはいいと思います。これからも続けていきたい」と話していました。
また、デイケア施設の村上宏樹施設長は「実験をする中で、いろんな課題が出てきたので、それらを解決しながら、本格運用につなげたい」と話していました。
施設では、オンラインで複数人が同時にリハビリする実験も行うということです。