西九州新幹線 開業から半年 119万人余が利用

西九州新幹線の開業から23日で半年になりました。
この間の利用者は119万人あまりとコロナ禍だった前の年の同じ期間に比べて90%増加し、JR九州は「ほかの路線に比べ利用は堅調だ」としています。
佐賀県の武雄温泉と長崎の66キロの区間を結ぶ西九州新幹線は、全国で最も短い新幹線として半年前の去年9月23日に開業しました。
JR九州によりますと、この半年間に新幹線を利用した人はおよそ119万4000人に上ったということです。
これはコロナ禍だった前の年の同じ期間、在来線特急の諫早・長崎間の利用者に比べるとおよそ56万5000人、率にして90%増加しました。
ただ、新型コロナの感染拡大前、2018年度の同じ期間と比べると、1%の増加にとどまっています。
乗車率は指定席が49%、自由席が24%で、全体では33%だったということです。
JR九州は「博多と鹿児島中央を結ぶ九州新幹線では利用者がコロナ前より減っているので、西九州新幹線はほかの路線に比べて利用は堅調に推移している。公共交通機関として引き続き、サービス向上に努めたい」としています。