県暴力追放運動推進センター 詐欺被害で相談の個人情報流出か

暴力団排除の活動に取り組む福岡県暴力追放運動推進センターは、3月20日に職員が使っていたパソコンが一時的に遠隔操作され、相談者の個人情報が外部に流出したおそれがあると公表し、謝罪するとともに「センターを名乗る電話や郵便物が届いた場合、不審な点がないか注意して欲しい」と呼びかけています。
福岡市にある公益財団法人、福岡県暴力追放運動推進センターによりますと20日、職員がパソコンを操作中、画面に「セキュリティ更新」の案内が表示され、その電話番号に連絡しました。
電話の相手の指示に従って操作したところ、突然、パソコンが遠隔操作に切り替わり回線を遮断するまでのおよそ20分間、その状態が続いたということです。
このためパソコンに保存されていた相談者の氏名や電話番号などおよそ3500人分の個人情報の一部が外部に流出した可能性が否定できないということで、センターは「自宅に『暴追センター』を名乗る電話や郵便物が届いた場合は不審な点がないか注意して欲しい」と呼びかけています。
センターの尾上芳信専務理事は「個人情報の流出の可能性を生じさせてしまい、関係者や県民の皆様に深くお詫び申し上げます」としています。