九州初 サイクリング利用に特化の「サイクルバス」車両公開

九州で初めてとなる、サイクリング利用に特化した「サイクルバス」の運行が4月から始まることになり、22日、車両が公開されました。
「サイクルバス」は、サイクリングの需要の高まりを受け、西鉄=西日本鉄道が4月1日から導入する車両で、22日、県庁でお披露目されました。
式に出席した福岡県の服部知事は「福岡県ではサイクルツーリズムを新しい体験型観光と位置づけルート作りなどに取り組んでいる。サイクルバスを国内外の多くの人に活用してもらい福岡、九州のサイクルツーリズムが大いに盛り上がることを期待している」と挨拶しました。
観光バスを改装した車両は、前方に最大18台の自転車をそのまま持ち込めるほか、後方の座席を向かい合わせにできるのも特徴です。
西鉄によりますと、サイクルバスの導入は九州では初めてだということで、九州を発着地としたパッケージツアーや団体の貸し切りなどで利用することができ、費用は通常の観光バスとほぼ同額だとしています。
西鉄の林田浩一社長は「コロナ禍で自転車は健康にもいいしすがすがしい移動手段として利用する人が増えていて、最近はサイクリングがスポーツとしても盛り上がっている。サイクリングが趣味の方に使いやすい移動手段になると思う」と話していました。