福岡で桜の開花発表 去年より1日遅く 平年より4日早い

福岡管区気象台は18日午前、「福岡で桜が開花した」と発表しました。
去年より1日遅く、平年より4日早い開花発表です。

福岡市中央区の福岡管区気象台では、午前9時すぎ、開花の目安となっているソメイヨシノの標本木に5輪以上の花が咲いているのが確認されました。
このため、気象台は「福岡で桜が開花した」と発表しました。
去年より1日遅く、平年より4日早い開花発表です。
また、気象庁によりますと、九州では最も早いソメイヨシノの開花発表となりました。
福岡管区気象台観測課の小淵孝志主任技術専門官は「きのうまでは4輪でしたが、一晩たってだいぶ花も開いたので、開花になりました」と話していました。
気象台によりますと、1週間から10日程度で満開になると見られるということです。
桜の名所として知られる福岡市中央区の舞鶴公園では、ところどころに数輪の桜が咲いていて、立ち止まって眺めたり、写真を撮ったりする人の姿が見られました。
毎週、家族で散歩に訪れているという9歳の男の子は「桜がちょっと咲いているなと思いました。桜を見ると晴れ晴れする気持ちです」と話していました。
48歳の父親は「ようやく春が来たと感じます。コロナも落ち着いてきていて、まだ少し気をつけながらですが、去年までとは違った感じで花見を楽しめるといいと思います」と話していました。
公園を管理する福岡市によりますと、舞鶴公園では3月24日から「福岡城さくらまつり」が4年ぶりにコロナ禍の前と同じ規模で開催される予定です。