レジオネラ菌大幅超の「大丸別荘」運営会社社長が辞任

レジオネラ菌大幅超の「大丸別荘」運営会社社長が辞任

大浴場の湯を年に2回しか交換していなかったなどとして県から改善指導を受けた筑紫野市の二日市温泉にある老舗旅館「大丸別荘」の運営会社の山田真社長が迷惑をかけたとして辞任しました。
筑紫野市の二日市温泉にある老舗旅館「大丸別荘」は、県の条例で週に1回以上すべて入れ替えなければならない大浴場の湯を年2回の休館日にしか交換せず、消毒用の塩素の注入も怠り、基準値の最大3700倍のレジオネラ菌が検出され、去年12月に県から改善指導を受けました。
これについて2月28日、記者会見を開いて謝罪した旅館の運営会社の山田真社長は、きょうコメントを出し、辞任したことを明らかにしました。
山田氏は「皆様に大変なご迷惑、ご心配をおかけしました。申し訳ございません」としています。
後任の社長には、運営会社の総支配人を務めていた外木場大倫氏が就任しました。
新社長は「全国の温泉施設が長年積み上げてきた信頼をゆるがし、大丸別荘を愛して下さった皆様を裏切る行為でした。皆様からのお叱りの言葉は当然のことであり、すべてを真摯に受け止め、再発防止に全力で努めて参ります」とコメントしています。