障害ある子ども・家族の日常生活支援 福祉機器を紹介 福岡市
障害のある子どもたちやその家族の日常生活をサポートする最新の機器を集めた催しが福岡市で行われました。
この催しは福岡市のNPO法人が障害のある子どもやその家族らを対象に開いたもので、日常生活をサポートするための最新の福祉機器が集められました。
このうち、体の背部などを支えて持ち上げる介護リフトは、身体に障害のある子どもをベッドや床からいすなどに運ぶことができ、介護者の負担も軽減されるということです。
また、たんの吸引などが欠かせない「医療的ケア児」のために開発された歯ブラシは、ブラシの先に吸引口がついていて唾液や口の中の汚れを吸い込みながら歯を磨くことができ、誤えんを防げるということです。
訪れた人たちは担当者から説明を受けながら機器の使い方を確かめていました。
NPO法人「福岡市笑顔の会」の渡辺めぐみ代表理事は、「介護は用具で助けてもらうところと人で助けてもらう福祉サービスの融合体だと思っています。暮らしに福祉用具を取り入れより簡単に楽しく生活できるよう障害者の気持ちを守りながら保護者のメンタル保護にも努めたいです」と話していました。