令和4年分の確定申告 県内の税務署では申告期間拡大して対応

令和4年分の確定申告について、福岡県内の税務署では会場の混雑を避けるため申告期間を例年より拡大して対応していて、8日申告の受け付けが始まった会場では、訪れた人が職員に手伝ってもらいながら手続きを進めていました。
令和4年分の確定申告は、2月16日から全国で受け付けが始まりますが、福岡県内の多くの税務署では新型コロナ対策として来場者を分散させようと、例年より1、2週間ほど早く受け付けを始める対応をとっています。
8日申告の受け付けが始まった久留米税務署の会場では、訪れた人が職員に手伝ってもらいながら源泉徴収票をスマートフォンのカメラで撮影するなどして手続きを進めていました。
この「スマホ申告」は、インターネットを使って自宅などで申告ができる「e−Tax」の仕組みとして去年から導入されたもので、会場でも専用のコーナーを設け、職員が説明にあたっていました。
50代の会社員の男性は「初めて税務署で確定申告をしましたが、スマホで読み取りができ数字を確認するだけで楽だったので、来年度から必要な時は自宅で申告をしてみたい」と話していました。
久留米税務署の益田謙史副署長は「来年以降、自宅で申告ができるよう会場でサポートしています。手頃で便利なスマホ申告を特に利用してほしい」と話しています。