ヴィーガン向け肉も魚も乳製品も使わないメニュー福岡で試食会
多様な食文化を持つ外国人観光客に対応しようと、肉や魚、乳製品などを食べないヴィーガンと呼ばれる人のために作られた食事の試食会が福岡市で開かれました。
試食会は、肉や魚、乳製品などを食べないヴィーガンと呼ばれる人が海外から福岡市を訪れても食事を楽しめるようにしようと市が企画しました。
中央区にある飲食店は、市の支援を受けて新たなメニューをつくり、おにぎりに載せる具材を豚肉のミンチから大豆に変更したほか、みそ汁にカツオのだしを使わない工夫をしました。
1日は、ヴィーガンのスウェーデン人やグルメ記事のライターなどが飲食店を訪れ、写真を撮りながら食事を楽しんでいました。
参加したスウェーデン人の男性は「おいしかったです。日本は世界で料理が有名ですがヴィーガン向けの料理は多くないので、とてもいい取り組みだと思います」と話していました。
飲食店の一汁一菜□みその葉の店主、北川みどりさんは「ヴィーガンの人も分け隔てなく日本の食を楽しめるようになってほしい」と話していました。
福岡市は、ことし7月に開幕する水泳の世界選手権で訪れる外国人に向けてヴィーガンに対応する飲食店の情報を提供したい考えです。