筑豊で出土した埴輪を紹介 桂川町 王塚装飾古墳館で企画展

筑豊地区で出土した埴輪を紹介する企画展が桂川町で開かれています。
この企画展は、桂川町の王塚装飾古墳館で開かれ、筑豊地区で出土した埴輪、30点あまりが展示されています。
このうち嘉麻市の沖出古墳から出土した壷型埴輪は、全体が壷のような形をしています。
上の部分が赤く塗られているのは魔よけなどのためで、展示で見ることはできませんが底には直径10センチほどの穴が開けられているということです。
また、飯塚市の寺山古墳から出土した朝顔型埴輪は高さ、およそ70センチと大型で、上の部分が朝顔の花が開いたような形をしているのが特徴です。
このほか家や動物などをかたどった形象埴輪も展示されています。
桂川町教育委員会の長安慧学芸員は「筑豊の埴輪の大部分を集めています。ぜひ、見てほしいです」と話しています。
この企画展、「筑豊のハニワ・ワールド」は年が明けて、1月29日まで開かれています。