コロナ警報 福岡県知事 ”病床使用率を見極め発動判断”

オミクロン株に対応した県独自のコロナ警報について、福岡県の服部知事は、病床の使用率を見極めて発動を判断していく考えを示しました。
福岡県では、新型コロナの新規感染者数が増加傾向にあり、病床の使用率も11月24日の時点で30%を超えたため、28日にもコロナ警報を発動する方向で検討していましたが、短期間で退院できる人もいて病床の使用率は27日時点で29.3%に下がっています。
服部知事は28日、記者団に対し、「病床の使用率30%を1つの目安としてコロナ警報を発動するかどうか判断することにしているが、この週末に再び20%台に下がり、いま分析しているところだ。専門家の意見も聞きつつ総合的に判断していきたい」と述べ、病床の使用率を見極めてオミクロン株に対応したコロナ警報の発動を判断していく考えを示しました。
県はコロナ警報を発動した場合、県民に対して行動制限は要請しないものの、換気など基本的な感染対策のさらなる徹底や、ワクチンの早期接種などを呼びかける方針です。