模型の車づくりで燃料電池車の仕組み学ぶ 飯塚市

環境に優しい燃料電池車の仕組みを知ってもらおうという催しが13日飯塚市で開かれ、参加した子どもたちが模型の車づくりを通してエネルギーとしての水素の可能性を学びました。
この催しは九州経済産業局と飯塚市が開いたもので、県内の小学生23人が参加しました。
会場となった工場団地内の会社には燃料電池の組み立てキットが用意され、担当者が燃料の水素と酸素を化学反応をさせて電気を発生させる仕組みや二酸化炭素を出さず環境に優しい特徴などを説明しました。
このあと、子どもたちは部品に水素と酸素の化学反応を促進させるためのインクを塗ったり、水素イオンだけを透過させる薄い膜を取り付けたりして完成させていました。
そして、燃料電池に水素を送って電気が流れることを確認したあと模型の車に電池を組み込んで実際に動かしていました。
子どもたちが組み立てた模型の車は前に動くだけですが、きのうは燃料電池を積んだラジコンカーも用意され、子どもたちは運転の制御を体験しました。
参加した小学6年の男の子は「いろんなことを学んだり、初めて体験したりして楽しかったです」と話していました。