大牟田市で認知症行方不明者捜索訓練 声のかけ方など学ぶ

行方不明になった認知症の人を捜索する訓練が大牟田市で行われ、地域の住民が発見した際の声のかけ方などを学びました。
訓練は、大牟田市と介護事業者などでつくる協議会が13日行い、地域の住民などおよそ500人が参加しました。
認知症で59歳の女性が行方不明になったと想定した訓練では、警察からの連絡を受けた市の担当者が、女性の名前や服装、顔写真といった情報をメールなどで参加者に伝えました。
この情報をもとに参加者は行方不明者の役の女性を探しだし、優しく声をかけて本人であることを確認し、警察などに連絡しました。
声をかけた子どものうち、小学5年生の女の子は、「緊張しましたが、相手に目線を合わせ、大きな声で話しかけました」と話していました。
小学5年生の男の子は、「知らない人で、緊張しましたが、優しく声をかけることができてよかったです」と話していました。
大牟田市介護サービス事業者協議会の梅※ザキ優貴さんは、「市民のみなさまには、認知症の人が行方不明になったときだけでなく、困っている人がいたら日頃から声をかけるようになってほしいです」と話していました。
※ザキは立ザキ。