筑後広域公園に新モニュメント 建築家・隈研吾さんら制作

福岡県の筑後広域公園に、世界的な建築家の隈研吾さんらが制作に携わった3つのモニュメントが完成し、記念の式典が開かれました。
筑後市とみやま市にまたがる川沿いの県営筑後広域公園に完成したのは、▽入り口の近くに設置された、炭素繊維を使ったリングがらせん状につながり合う「ワンヘルス・カーボンゲート」と、▽水を守る石像として鎮座する「石龍」。
それに、▽傘のように張られた炭素繊維のひもに、透明の柔らかな帽子のようなシートをかぶせた「カーボンハット」の、3つのモニュメントです。
16日はモニュメントの完成を記念した式典が行われ、出席した福岡県の服部知事が「今後ももっと、たくさんの皆さんに利用してもらい、愛され、親しまれる公園になるよう努めていきたい」と抱負を述べました。
また、制作に携わった世界的な建築家、隈研吾さんもオンラインで参加し、「この地域の発展や新しい世界の構築にとって、1つのシンボルとして愛され続けていくことを願っています」とあいさつしました。
公園に遊びに来ていた小学4年の女の子は、「石龍が格好よかったです。モニュメントも輪っかがすごかったです」と話していました。