福岡県 医療施設や子ども食堂など支援へ 追加補正予算が成立
物価高騰を受けて緊急対策を実施するため福岡県議会で追加の補正予算が成立しました。
県は、医療施設や子ども食堂などを支援するため光熱費などの上昇分を補助することにしています。
きょう県議会で可決・成立した追加の補正予算では病院や有床診療所に1病床あたり3万円、無床診療所には1施設10万円、薬局や助産所などには1施設5万円を補助するとしています。
また、介護施設や児童養護施設などの福祉施設については、入所者1人につき3万円を補助するなどとしています。
一方、子ども食堂に対しては1日1000円補助し、今年度、子ども食堂を開いた日数分交付するということです。
このほか、私立の保育所や幼稚園、それに小中学校などには児童・生徒の人数に応じて補助するとしています。
本会議で服部知事は「新たに光熱費などを緊急に助成し、県民の生活に密着した医療・福祉・教育などのサービスの継続を目指していく」と述べました。
また県議会では物価高騰を受けてすでに提出されていた補正予算もあわせて採決され、成立しました。
県は化学肥料の低減に取り組む農家に対し、肥料代の上昇分の一部を補助することにしています。
さらに、畜産農家に対しては飼料代の上昇分の半額を、地域の鉄道やバス、タクシー事業者には燃料代の上昇分の半額を補助することにしています。