救急「搬送困難」福岡市でも相次ぐ 電話相談で適正利用を

新型コロナウイルスの感染が収束しないなか、救急患者を受け入れる医療機関がすぐに決まらない「搬送困難」のケースが福岡市でも相次いでいます。
中には症状が軽く急を要さないケースもあるということで、福岡市医師会は判断に迷う場合は救急医療の電話相談を利用するよう呼びかけています。
総務省消防庁は、救急隊が患者のもとに到着してから搬送を始めるまでに30分以上かかった上、4か所以上の医療機関に照会したケースを「搬送困難」ケースとして調査結果をまとめています。
それによりますと、福岡市では先月25日から31日までの1週間に「搬送困難」のケースが217件にのぼり、1週間としてはこれまでで最も多くなりました。
また、その後もこうしたケースが相次ぎ、今月1日から今月7日までの1週間には174件となっています。
福岡市医師会によりますと、「搬送困難」の報告のうち、症状が軽く急を要さないにもかかわらず、救急車を呼んだケースもあったということです。
医師会はコロナ感染が続くなか、救急搬送の要請が増えたことや医療機関のスタッフが欠勤するケースが相次いでいることから救急医療がひっ迫しているとしています。
こうした状況を受けて医師会はワクチンや感染予防の徹底と症状が出て判断に迷う場合は救急医療の電話相談を利用することを呼びかけています。
福岡市医師会の平川勝之常任理事は、「軽症の人が救急車を使うと本来必要な中等症以上の人が使いにくくなる。救急車は限りがあるので適正利用をお願いしたい」と話しています。
福岡県の救急医療の電話相談の番号は「#7119」です。