米ペロシ下院議長の台湾訪問を受けて中国総領事激しく反発

アメリカのペロシ下院議長の台湾訪問を受けて、福岡に駐在する中国の総領事が会見を開き「訪問は挑発と火遊びであり、その性質は極めて悪質だ」などと述べて激しく反発しました。
一方、同じく福岡にある台湾の窓口機関は「明らかないじめだ」などと述べました。
アメリカのペロシ下院議長は、現職の下院議長としては25年ぶりに台湾を訪問してきのう蔡英文総統と会談しました。
これを受けて、福岡市中央区にある中国総領事館できょう、律桂軍総領事が会見を開き、「中国側の強い反対と厳重な交渉を顧みず、訪問を強行した。『1つの中国』の原則の重大な違反で、両国の政治的な関係の基礎を壊した」などと述べ、激しく反発しました。
台湾周辺では、きょう午後から中国軍が軍事演習を始めていて、地域の緊張が一段と高まることが懸念されています。
これについて、律総領事は「アメリカ側の行動がさらにエスカレートするのを阻止するために行っている。航行の安全についての通知を事前に出すなど、中国軍は非常に冷静な行動をとっている」などと述べ、軍事演習は地域の平和と安定に寄与していると主張しました。
一方、福岡にある台湾の窓口機関、台北駐福岡経済文化弁事処の陳銘俊処長は「台湾にお客さんが来られたという言い訳で中国は軍事演習を開始した。これは明らかないじめ、挑発行為だ。これでいいのか、日本のみなさんに考えてもらいたい。台湾はいつでも中国との建設的な対話を歓迎している」と述べました。