県内全域の飲食店に県が時短要請へ

新型コロナウイルスの感染の急拡大を受けて、福岡県は5月6日から県内全域の飲食店などに営業時間の短縮を要請することを決めました。
福岡市と久留米市では午後8時までに、そのほかの市町村では午後9時までに短縮するよう求めることにしています。
福岡県は、現在、感染者が特に増えている福岡市と久留米市の飲食店などに営業時間を午後9時までに短縮するよう求めていますが、感染拡大に歯止めがかからず、政府に、1日、まん延防止等重点措置の適用を要請しました。
しかし、適用までには一定の時間がかかるため、同等の措置を先行して実施するとして、3日対策本部会議を開き、5月6日から19日まで、時短要請の対象を県内全域の飲食店などに拡大することを決めました。
福岡市と久留米市では営業時間を午後8時までに前倒しし、そのほかの市町村では午後9時までに短縮するよう求めるとしています。
要請に応じた店舗には、協力金が支給され、福岡市と久留米市の中小企業が1日あたり3万円から10万円、そのほかの市町村の中小企業が2万5000円から7万5000円、大企業はいずれも最大20万円となります。
また、映画館や大規模な商業施設などにも営業時間を福岡市と久留米市では午後8時までに、そのほかの市町村では午後9時までに短縮するよう働きかけることにしています。
福岡県の服部知事は対策本部会議後の臨時の記者会見で、「まん延防止等重点措置の適用はできるかぎり早く決定してもらいたいが、一定の期間を要すると考えられる。早期に対策を打って、感染の拡大を食い止める必要があり、県独自で同等の措置を先んじて行うことにした」と説明しました。
その上で、「今のわれわれの行動が今後の福岡県の感染状況を決めることになる。大切な人の命を守るためにも、県民1人1人が慎重かつ責任ある行動をとるようお願いしたい」と述べ、不要不急の外出自粛など感染対策への協力を呼びかけました。
また、服部知事は、5月11日から福岡県で始まる聖火リレーについて、福岡市と久留米市では公道でのリレーは難しいとする一方、そのほかの市町村では公道で実施できるのではないかという認識を示しました。