NHKオンライン「ヒストリー」 1995-2010 NHK

インターネットの可能性を信じて   実用を模索して
世界中の情報が居ながらにして見られるまったく新しいツール、それがインターネットだった。NHKでは、 94年12月に衛星放送特別番組「SimTV2」ホームページ、続いて95年6月には放送技術研究所がホームページを設置。95年10月6日に、いまのNHKオンラインの前身となるページがオープン。表紙には、サイバースペースへと旅立つ宇宙船が描かれていた。このころ、人々は通信速度14.4kbps〜28.8kbpsのモデムで日夜「ネットサーフ」していた。


  96年の6月の「NHKスペシャル新電子立国」最終回のテーマはインターネット。このころ、ブラウザーの2大巨頭が相次いでブラウザーの最新版を発表し、「ブラウザー戦争」と呼ばれた。97年には、ストリーミング動画が簡単に閲覧できるようになった。同年の11月には、「ビット君のデジタル実験」という名称で、テレビ局にふさわしいサービスの模索が行われた。

身近になったホームページ   ネット活用の本格化
インターネットをテーマにした番組が次々と作られ、ホームページの作り方を教える教育テレビの番組も登場。カラフルな新型パソコンが人気を集めるなどして利用環境が整い、ホームページが身近な存在となった。翌99年には、携帯電話でのインターネット接続が可能に。一方で、ウィルス被害も社会問題化した。

  NHKオンラインは2000年1月1日にリニューアル。沖縄サミットサイト、シドニーオリンピックオンラインなど、これまでにない新しい試みを次々と行った。夏の高校野球の予選をきっかけにNHKの各放送局のホームページが整備されたのもこの年。12月には、ニュース動画のネット提供が開始された。大晦日からスタートしたインパク(インターネット博覧会)にNHKも1年を通して参加。学校向けのデジタル教材「おこめ」もスタート。


「ブロードバンド」「ケータイ」が加速する   次世代インターネットの地平へ
このころからブロードバンドが本格化。同時に常時接続によって、通信料金の定額制が実現。請求書を気にしないでインターネットを楽しめるようになった。日韓共催のサッカーW杯では、NHKは「ケータイ」向けにメールで番組情報を提供(「ゴールメール」)。翌年03年は「テレビ50年」、インターネットなどで「もう一度見たいあの番組」を募集。113万件ものリクエストがあった。12月には地上デジタル放送開始。

  新しいインターネットサービスを目指して会員制の「NHKオンラインメンバーズ/BSファン倶楽部」を4月に開始。デジタルテレビ向けには、「NHKデータオンライン」をスタート。アテネオリンピックではデータ放送、メールで中継番組の情報をいち早く伝えた(「メダルメール」)。翌年05年3月、NHKオンラインリニューアル。RSSによる番組情報などの提供を開始。10月、NHKオンライン10周年。地図を使った番組情報の提供の新しいあり方を試行。

「自分仕様」のサービス時代へ   次世代ソーシャルメディアによる「つながり」の時代へ
インターネット普及率の増加に伴い、パソコンやWEBを自分仕様にするツールなどの開発が進む。NHKでも「ブログツール」や「ニュースウィジェット」などの開発、配布が進む。
携帯では、ワンセグを利用したサービスサービスの開始に伴い、第53回紅白歌合戦ではワンセグ審査員を募集し、投票ができる「ワンセグ審査員」を設けた。

 

YouTube、facebookなど世界的にソーシャルメディアが台頭し、NHKでも08年5月にYouTubeに公式チャンネルをオープン、続いてニコニコ動画(09年4月)にも公式チャンネルを開設するなど、ソーシャルメディアを介して番組情報を積極的に伝えるようになった。また、新しいプラットフォームとしてiPhoneが認知され、さらに、twitterなどのリアルタイムウェブの動きが加速した。

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