愛知 豊川市職員を懲戒免職 マラソン大会運営費着服か

愛知県豊川市はマラソン大会の運営費を着服したとして警察に逮捕された35歳の職員を懲戒免職にするとともに、上司6人を減給などの処分にしました。

懲戒免職となったのは豊川市教育委員会スポーツ課の前田克宏主事です。
市によりますと、この主事は、「トヨカワシティマラソン大会」など2つのマラソン大会の実行委員会の会計事務を担当していましたがおととし10月から1年以上にわたって、運営費の着服を繰り返していたということです。
その後の市の調べで運営費の使途不明金は、750万円あまりにのぼり、警察は、このうちおよそ40万円を着服したとして3月7日に業務上横領の疑いで逮捕しました。
市の調査に対し主事は着服を認めているということで、市は14日づけで、懲戒免職にするとともに、管理監督責任があったとして上司6人を減給1か月や文書訓告の処分にしました。
豊川市の竹本幸夫市長は「市民やご迷惑をおかけした皆さまにおわびするとともに市行政に対する信頼回復に鋭意努めてまいります」というコメントを出しました。