テレビ塔が世界初工法で耐震化へ

南海トラフの巨大地震などに備えて大規模な耐震工事を検討してきた名古屋市のテレビ塔は、塔を支える4本の脚を地中で一度切断し、揺れを吸収する特殊な装置を挿入する工法で来年1月から工事を始める方針を固めました。
テレビ塔によりますとこうした工法によるタワーの耐震化は世界で初めてだということです。
国内で最初の展望台つきの電波塔として昭和29年に完成した「名古屋テレビ塔」は、年間約30万人の観光客が訪れるなど、名古屋の観光名所の1つになっています。
ところが、8年前の耐震診断で震度5強以上の揺れで鉄骨が曲がるおそれが指摘されたため、運営する会社は初めて耐震工事を行うことを決めました。
関係者によりますと具体的な工法や工期の検討を進めた結果、塔を支える4本の脚を地中1メートルの部分で1度切断し、塔全体を持ち上げるようにして地震の揺れを吸収する「ダンパー」と呼ばれる特殊な装置を挿入する方針が固まったということです。
名古屋テレビ塔によりますとこうした工法によるタワーの耐震化は世界初だということです。
テレビ塔では、来年1月から休業して、1年半あまりかけて本格的な工事を進め、2020年7月のオープンを目指すことにしています。