人生の最後まで自分らしく 「終活」支援企業と協定 柴田町
高齢化が進むなか、柴田町は、人生の最後まで自分らしく過ごせる環境を整えようと、「終活」と呼ばれる活動を支援する企業と協定を結びました。
柴田町では、町の人口に対して65歳以上の高齢者が占める割合が先月末の時点で31%となり、高齢化が進んでいます。
このため、27日、人生の最後まで自分らしく過ごすための準備を行う「終活」で支援をしている東京の企業と協定を結びました。
「エンディングノート」という残りの人生の生き方や、家族など大切な人に残しておきたいことばを記すノートの作成を支援するほか、町民向けのセミナーを開くことなどが盛り込まれています。
町が先月、町民300人に対して「終活」についての意識調査を行ったところ、「したことがある」、「したいと思っている」と回答した人はあわせて9割近くにのぼったということです。
協定を結んだ「鎌倉新書」の清水祐孝代表取締役会長は「さまざまな支援を行っていくので、ポジティブな気持ちで終活に取り組んでほしいです」と話していました。
また、柴田町の滝口茂町長は「今後の人生を考えることで、さきざきの心配事をなくしていけるよう、町としてもサポートしていきたい」と話していました。