ネコは養蚕の守り神 丸森町で「猫神祭」開かれる
ネズミを退治するネコを養蚕の守り神としてまつった石碑などが多く残る丸森町で、こうした地域の文化を伝えようという催し「猫神祭」が開かれました。
かつて養蚕が盛んだった丸森町では、ネズミを退治し蚕や繭を守ってくれるネコを「猫神様」としてまつる文化が根づき、町内には今も石碑や石像が80基以上、残っています。
「猫神祭」は、こうした町の歴史や文化を知ってもらい、地域の活性化につなげようと町の観光公社などが町内にある農業交流施設で開きました。
会場には、町内各地に残る猫神様の石碑やほこらを撮影したパネルが展示されたほか、「猫神社」も設けられていて、訪れた人たちが手を合わせていました。
このほか、ネコを描いた皿やマグカップ、それにネコの形をしたクッキーやケーキなども販売コーナーもあり、買い求めようという人たちでにぎわっていました。
兵庫県から訪れたという20代の女性は「かわいらしいものや神聖な石碑など、いろいろあって驚きました。地元の人の猫に対するやさしい思いが感じられます」と話していました。