台風19号で被害 大郷町の災害公営住宅が完成

台風19号で被害 大郷町の災害公営住宅が完成

3年前の台風19号の豪雨で、多くの住宅が浸水する被害が出た大郷町で、被災した住民のための災害公営住宅が完成し、引き渡し式が行われました。

大郷町は、3年前の台風19号の豪雨で、町内を流れる吉田川の堤防が決壊し、211戸の住宅が床上や床下の浸水被害を受けました。
この豪雨で被災し、仮設住宅で暮らしている住民のための災害公営住宅がこのほど完成し、18日に引き渡し式が行われました。
このなかで、田中学町長は災害公営住宅に入居予定の住民に対し、「われわれも心を痛めています。ゆっくり過ごすことができる住宅が完成しました。今後、このような災害が起きないことを願いながら復興に力を入れていきたい」と呼びかけました。
完成した災害公営住宅は、いずれも木造平屋建てで、延べ床面積はおよそ120平方メートルから180平方メートルのあわせて9戸で、このうち7戸はすでに入居が決まっていて、18日は鍵を受け取った住民がさっそく部屋を見学しました。
災害公営住宅に入居する77歳の男性は「ようやくほっとしました。年内には引っ越しをすませて、新年はのんびり過ごしたいです」と話していました。