ストーリー相撲

大栄翔が語る!突き押しにこだわった初優勝!

2021-01-27 午後 05:30

大相撲初場所で初優勝を果たした平幕・大栄翔が千秋楽の夜にサンデースポーツに生出演。「突き押し」という自分の相撲にこだわって掴んだ初優勝の喜びを語りました。

千秋楽まで貫いた突き押し

大相撲初場所。優勝争い単独トップ、2敗で千秋楽を迎えた大栄翔。今場所は七日目までに三大関を含む三役全員を倒す活躍で、優勝争いを引っ張ってきました。勝てば優勝が決まる緊張感あふれる一番の相手は、平幕・隠岐の海。

 

「悔いのないよう思い切りいこう」

 

この一番でも、磨き続けてきた「突き押し」の相撲を貫きます。

 

 

立ち合い、頭で強く当たった大栄翔は間髪入れずに回転のいい突きを連発。体格に勝る隠岐の海を相手にしても止まることなく押し切りました。初優勝を決めた大栄翔。初土俵から9年、自らの相撲を貫き手にした、初めての栄冠でした。

 

大栄翔

「賜杯があんなに重いものだと思っていなかったので、びっくりしましたけど嬉しいです。自信になる相撲がたくさんあったので、これからもこういう相撲を取っていきたいです」

サンデースポーツで喜び語る!

 

「感無量というか、うれしさしかないです。だんだんと実感が湧いてきました」

 

優勝を決めて4時間余り。中継でサンデースポーツに出演した大栄翔。内心は「緊張していた」という優勝を決めた一番。会心の相撲を取ることができた要因を次のように答えました。

 

「今場所最後の一番だったので、開き直ることができました。自分の相撲を取りきるしかない、自分の相撲を信じてやるしかないという強い気持ちで臨めたことが良かったと思います」

 

大栄翔は前頭筆頭で迎えた今場所、初日から立て続けに3人の大関と対戦。初日に朝乃山、二日目に貴景勝、三日目に正代を倒し、一気に勢いに乗りました。その後関脇、小結を含めた役力士すべてに七連勝。二横綱不在、大関貴景勝も途中休場した場所を大いに盛り上げました。

 

 

「本当に『向かっていく気持ち』しかなかったんですが、それがいい相撲を取れた事につながったと思います。『自分の相撲』で大関に勝てたことは自信になりましたし、それで勢いがついたことは間違いないです。中日は気持ちよく折り返すことができましたが、まだまだ残り半分。一日一番という気持ちで、集中して後半戦はいきました」

磨き続けた突き押し

 大栄翔は埼玉県朝霞市出身の27歳。身長は1メートル82センチ、体重は167キロ。数多くの関取を輩出した強豪・埼玉栄高校から追手風部屋に入門。親方から指導された「突き押しを極める」ことを磨き続けてきました。

 

「自分の突きは、一発一発が強いわけじゃない。手数が多い方が、相手も泡を食うはず」

 

 

関取になってからは、より大型の力士に対抗するために、素早い突きを繰り返して「手数を増やす」ことを意識してきました。

そして迎えた今場所。序盤から連勝を続ける大栄翔の相撲を見た荒磯親方(元横綱・稀勢の里)は、「両手の突き押しのバランスがいい」と評価していました。その実感は、大栄翔自身にもあったと言います。

 

「今場所は特に回転よく攻めることができていました。悪い時は、突き押しが右手だけだったり左手だけになったりしてしまうので。今場所は両手でしっかり攻めることができました」

 

さらに、大栄翔が今場所の好調の要因に挙げたのが、立ち合いです。

 

「立ち合いが今場所は本当に良かったです。とにかくしっかり当たろうという意識でした。立ち合いで相手を起こすことによって、突きの回転も相撲の流れも良くなりました。迷うことなく、自分の立ち合いから相手を押し込めたので、どんどん前に出ることだけ考えて、自分の突き押しの相撲がうまくできたと思います」

自分の相撲を信じ続ける

今場所の初優勝を受けて、大栄翔の恩師・埼玉栄高校の山田道紀監督が取材に応え、高校時代から今につながる大栄翔の強さを語りました。

 

 

「入学当初は同年代の中でも4~5番手でした。同年代の選手がレギュラーで出ているときにも基本ばかりやらせていたのを覚えています。てっぽう、四股、トレーニング。性格的に彼は辛抱強いんですね。下積み、掃除、洗濯、ちゃんこ番をやっていても嫌な顔をしなかった。自分が勝てなくても、下積みをやれよと言われたら一生懸命にやる。自分を信じて一生懸命にやる事が今につながっていると思う」

 

今場所の優勝で大きく勝ち越したことによって、さらに上の番付への期待が高まる大栄翔。来場所に臨む心境を最後に語りました。

 

 

「来場所に向けて、しっかり一から稽古を積み重ねて、自分の突き押し相撲をもっともっと磨いていきたいと思います。来場所以降も、上を目指して頑張りたいと思います!」

 

大栄翔関、お疲れのところ本当にありがとうございました!

 

サンデースポーツ/サタデースポーツ

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