ストーリーラグビー

ラグビー 最後のトップリーグ 注目選手は!?

2021-02-22 午後 05:15

新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、当初の予定から、およそ1か月遅れて2月20日に開幕したラグビートップリーグ。

 

来シーズンからは、新たなリーグが創設されるため、現在の形で行われるのは、最後となります。

 

今シーズンで現役を引退する日本の第一人者がいる一方で海外の強豪国からはスター選手が続々と加入するなど見応えのあるラストシーズンになりそうです。

引退を決めた選手たち、そして新たなリーグへ

開幕前には日本のラグビーをけん引してきた2人の元日本代表選手が今シーズン限りでの現役引退を表明しました。

 

 

その1人がヤマハ発動機に所属する五郎丸歩選手。プレースキックの際の独特のルーチンでも話題になりました。

 

正確なキックが持ち味のフルバックで、2015年のワールドカップでは、南アフリカからの歴史的勝利に貢献。トップリーグではヤマハ発動機一筋で通算11シーズンプレーし、獲得した1254点はリーグ最多記録、3回の得点王に輝いています。

 

引退会見で「気力、体力があと1シーズンしかもたない」と語った五郎丸選手。それでも「コンディションはばっちり。まずはレギュラー争いに勝って全力で戦い抜きたい」と最後のシーズンにすべてをぶつける覚悟です。

 

 

もうひとりは、パナソニックの福岡堅樹選手。50メートルを5秒台で走る突出したスピードが武器のウイングです。

 

ワールドカップ日本大会では1次リーグの強豪スコットランド戦でおよそ50メートルを独走してトライするなど4つのトライを決め、世界からも注目を集めました。

 

大会後は7人制ラグビーでの東京オリンピックへの出場をめざしていましたが、大会の延期を受けてもう1つの夢である医学の道を優先し、今シーズン限りで現役を引退することを決めました。

 

順天堂大学医学部に合格した福岡選手、「日本のラグビー熱をワールドカップ以上のものにしたい。トップリーグでは、まだ優勝していないので最後はいい形で終りたい」と最後のシーズンへの意気込みもひときわ強く語っています。

世界のスターたちがやってきた!

今シーズンのトップリーグには、海外の強豪国で代表を経験した世界的なトップ選手が次々と加入しました。

 

日本で初めて開催された2019年のワールドカップでも日本中をわかせたスター選手たちがトップリーグで躍動します。その中から注目選手をご紹介します。

 

 

まずは、サントリーに加入したボーデン・バレット選手ワールドカップでは歴代最多タイの優勝3回を誇るニュージーランド代表で活躍してきた29歳のスタンドオフです。巧みなパスとキック、俊足が武器で世界最優秀選手に2回、選ばれました。

 

夫婦ともに日本の文化が大好きだというバレット選手、「チームのスタイルを学びその一部として勝利に貢献したい。持ち味の予測不能なプレーで日本のファンを興奮させたい」と話していました。

 

 

続いては、トヨタ自動車に加入した、マイケル・フーパー選手オーストラリア代表でキャプテンも務めた29歳のフランカーです。

 

豊富な運動量と激しいタックルが持ち味でワールドカップ日本大会では4試合で2トライをマーク。開幕に向けては「地域を代表して戦える機会をいただいたことは自分にとって大変特別であり、なかなか無いことだ。可能な限りベストを尽したい」と意気込んでいます。

 

 

そしてもう1人、NTTコミュニケーションズに加入したスクラムハーフのグレイグ・レイドロー選手35歳。正確なキックが持ち味でスコットランド代表では、攻撃の柱として活躍し、キャプテンも務めました

 

ワールドカップでは2015年から2大会連続で日本代表とも対戦しました。とんこつラーメンが好物だというレイドロー選手、「急成長する素早く攻撃的な日本のラグビーはヨーロッパでも人気だ。意識が高いチームの一員としてトップフォーに入れるように挑戦したい」と抱負を語りました。

 

世界の最高峰を知る選手たちがトップリーグにどんな風を吹かせてくれるのか、注目です。

 

目が離せない最後のトップリーグ

昨シーズン、新型コロナウイルスの影響などで第7節以降の試合がすべて中止になったトップリーグ。今シーズンも当初予定されていた1月中旬の開幕直前に複数のチームの選手や関係者が新型コロナウイルスの検査で陽性反応となったことが確認され開幕が延期されました。

 

大会の方式も大きく変更され、リーグ戦では16チームが2つのグループにわかれて56試合が行われます。そして、16チームに下部のトップチャレンジリーグから4チームを加え、リーグ戦の順位で組み合わされたプレーオフトーナメントで優勝を争います。

 

17年の歴史を締めくくる今大会のスローガンは「His Story ,HISTORY.」

 

異例の開幕となった最後のシーズンには、どんな歴史が新たに刻まれるのか、楽しみです。

 

この記事を書いた人

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細井 拓 記者

平成24年 NHK入局 北見局、釧路局、札幌局を経て、スポーツニュース部。サッカー、ラグビー、冬季パラリンピック種目を担当。趣味は体を鍛えること。座った姿勢から倒立できます。

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