ストーリー野球

ロッテ 益田直也投手 家族の応援も胸に 好調なチームを引っ張る

2020-09-24 午後 06:46

プロ野球は新型コロナウイルスの影響で開幕延期、観客数の制限など異例づくしで始まったシーズンを折り返しています。

 

12球団の担当記者がチームを引っ張る役割を担う選手の思いに迫るシリーズ。7回目はロッテの益田直也投手です。

 

抑えの重責を担う選手会長の30歳は、家族の応援も胸にリーグ優勝に向け腕を振り抜く覚悟です。(記録は9月22日現在)

現在リーグトップのセーブ数

抑えの益田投手は今シーズン、35試合に登板して2勝2敗、防御率2点10、リーグトップの23セーブをあげています。

 

1年目に新人王、2年目には最多セーブのタイトルに輝いていて、今シーズンは久々のタイトル獲得のチャンスです。

 

益田投手

数字的に満足しているというのはないが、チームは僅差が多いので、1点差、2点差、3点差という場面で回ってくることが、たくさんある。そこを勝ちきれるようにしないと、上は見えてこない。そこで失敗しないように、勝って終われるようにということ。

しれつな優勝争いの中できっちり結果残す

新型コロナウイルスの感染拡大の影響で今シーズンの開幕はおよそ3か月、遅れました。

 

そうした中、ロッテは開幕2試合目から8連勝と好スタートを切り、首位ソフトバンクを1点5ゲーム差で追っています。

 

そしてこのソフトバンクに益田投手は今シーズン、好投を続けています。登板した6試合はすべて2点以内の点差でしたが、打たれたヒットはわずか2本。失点はホームランの1点だけと抜群の安定感です。

 

9月5日ロッテ―ソフトバンク 20セーブ目を挙げた益田投手

益田投手

(去年のソフトバンク戦の投球内容と比較して)そんなに変化はない。4点差と1点差では投球スタイルが違うので、僅差の分、集中してやれている。逆転勝ちが多いし粘り強さも出ていてチームとして力がついてきている。雰囲気もいいが、自分たちは優勝争いをしたことがないので、ここからだと思う。

新型コロナウイルスでもきっちり調整しシーズンへ

新型コロナウイルス感染拡大によって開幕がおよそ3か月遅れるなど、選手はコンディションを整えるのが難しくなりました。それでも益田投手は開幕にきっちりあわせました。

益田投手

練習は走ることが多いが、走るのは1人でもできるし、キャッチボールくらいがどうかなという感じで、体は特に問題なくできたので、野球に対して不安はなかった。

家族の応援も大きな支えに

新型コロナウイルスによってプラスと思えることもありました。

 

ロッテは政府の緊急事態宣言を受けて4月7日からすべての練習を取りやめました。いったん自主練習を認めましたが、15日から2週間近く再び練習は中止になりました。

そうした中で家族と過ごす時間が増えたと言います。自粛期間中には、小学1年の長男と一緒にランニングをすることもありました。そしてシーズン開幕直前の6月15日には3020グラムの第3子となる男の子が誕生しました。

 

益田投手

ふだん朝から晩まで一緒いることはないので子どもたちは喜んでいた。ただちょっと疲れたというのもあった。家族みんなで本当に一喜一憂して試合を見て応援してくれるので、『家族のためにも毎日勝てるように』と思っている。

帽子には家族の絆が記される

家族を大切にする益田投手の思いは帽子にあらわれています。つばの裏側には、妻と3人の子どものイニシャルを書き込んでいます。

 

益田投手

ブルペンで投球練習をする前に見て、投球前のプレーボールかかる前にもう一度『頑張るぞ』と思って見ている。

久々の優勝で恩返し

ロッテはレギュラーシーズン2位ながらプレーオフを勝ち上がって日本一になった平成17年以来、リーグ優勝がありません。ロッテで9年目のシーズンを迎えている益田投手にとって目標はその「優勝」ただ1つです。

益田投手

育ててもらったのはこの球団だし、今こうやって成長できているのも球団のおかげ。恩返しじゃないが、何十年も優勝できていないチーム、そこをなんとか優勝を見たい人もたくさんいるので、今いるメンバーで本当に優勝したい。この時期でこの順位はあまりないことだしファンの期待にも応えたい。

この記事を書いた人

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舟木 卓也 記者

平成25年NHK入局。水戸局、盛岡局を経て、スポーツニュース部。

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