大谷翔平語録2024~新天地でのことば~

史上最高額の大型契約でドジャースへ移籍した大谷翔平選手。その一挙手一投足からは目が離せませんよね。昨シーズン、多くの方々にご覧いただいた「大谷語録」を、今シーズンも公開していきます。できるだけ多くの大谷選手の言葉を拾い集めていきます。その言葉の数々から、大谷選手の思い、そしてドジャース1年目のシーズンをひもといていきます。(※すべて現地時間。最新の情報が上に来ます)


4/24 "人生のなかでもトップクラス" 前日のHRを振り返って


「感覚的にも人生のなかでもトップクラスじゃないかなと思います」

現地23日に打った今季6号のソロホームラン

大谷選手はナショナルズとの試合前に報道陣の取材に応じた。前日には2試合連続となる今シーズン6号のホームランを打ち、ホームランとしては自己最速の打球速度191km/hをマークするなど好調をキープしている。きょうのことばは、そのホームランを振り返ったひと言だ。ただただ ”すごい” という形容詞しか見当たらない強烈な一打だった。

ーー 以下、一問一答です ーー

<アメリカメディア>

Q.きのうのホームランは自己最速、打った瞬間手応えはあったか。

A.そうですね、感覚的にも人生のなかでもトップクラスじゃないかなと思います。

Q.手術してパワーも戻ってきて、打撃のよさで感じているところは。

A.投球プログラムのリハビリはまだ続いてますけど、基本的に打撃はもう終わってはいるので、フィールドでどれくらい強度を高く保って毎試合出れるかというところに毎試合フォーカスしています。

Q.ピッチングに費やす時間が減って打撃に集中しやすい?

A.時間的に余裕があるのはもちろんそうなので、体調管理しやすいのはそのとおりかなとは思いますけど、あまり考える時間が長すぎてもよくないのかなと思うので、基本的には練習時間であったりとかデータを見る時間というのは一緒にはしてます、例年と。

Q.過去にもバッティングだけの年は経験しているが、ことし成功している理由は。

A.前回(2019年)はちょっとひざの方が、その期間ひざの不安が多かったので、そこが前回とはいちばん違う、ひじ以外は、なんていうんですかね、万全な状態ではあるので、そこが前回とは違うところかなと思います。

Q.ほかにバッティング好調の要因は?

A.あまりその、新しいチームに来て新しい打線の中に入っているので、あまり自分の状態がどうのこうのというのを、気にしている余裕が今のところないかなと思うので、本当に勉強の途中かなという感じですかね。

Q.オフにトロントに行ったという報道もあり騒ぎがあったが、そのことに関してトロントのファンに対して気まずい気持ちなどはあるか。

A.行った行かないに関しては僕がいちばんびっくりしていたので、そこは正直ファンの人と同じような心境でそのときいましたけど、実際に話もさせてもらいましたし、すばらしい球団だなというのは僕は個人的にもそうですけど感じてはいたので、ファンの人も含めて街も好きですし、なので行くこと自体は楽しみにしてるし、そこでプレーすることもすごく楽しみにしていますね。

Q.フライトのトラッキングは見ていた?(※当時、大谷選手がトロントにプライベートジェットで向かったという報道が流れた)。

A.ニュース?言われてるなというか僕は乗ってないんだけどなというふうには感じていましたけど。

Q.監督がストライクゾーンについて調整していると言っていたが変えたことは。

A.監督とも話して、バッティングコーチもそうですけどね、毎日話しますし、基本的にバッティングコーチは動作的な問題がメインですけど、監督とはそういう、アプローチの面で話して、自分ももちろん納得する部分もありますし、はやい段階でそういうふうに対策を打つことで今後もプレーしやすくなるという話もしていたので、それはお互いに、よりゲームを作る上で高め合っていければなと思います。

Q.この数週間、クラブハウスで存在感を増しているように感じるが、通訳が変わったことによって変わった?

A.どうなんですかね、新しい通訳がすばらしいんじゃないですか。(笑)

(通訳のウィル・アイアトンさん)The new interpreter is probably pretty good.(笑)

Q.本当に通訳した?(笑)

(通訳)He said.(笑)

Q.水原氏という友人がいなくなって感じたことはあった?

A.まだ調査自体は続いているので、まだなんていうか、全部が終わったというわけではもちろんないですし、失った・・・、それ以上に、チームメートもチームもそうですけど、この件でもそうですけど支えてもらっている、サポートしてくれている人たちがたくさんいるので、むしろそっちの方がありがたいなというか、そういうふうに思っている、感じる場面の方が多いかなと思います。

Q.オフにはトロント以外にどの球団と話した?

A.ここで、ここ、ここというふうにはもちろん言えはしないので、もちろん向こうが言う分にはね、僕の方からはかまわないですけど、シーズン中で向こうもチームとして動いていますし、迷惑がかかるかもわからないので、ここでは具体的なチーム名、ここ、ここというのは控えたいなと思っています。

Q.佐々木麟太郎選手にはなにか助言は送った?

A.助言はしてないですね、基本的に自分が選んだところがベストな選択だと思いますし、僕ももちろんそうやって、いろいろ決めてはきてはいるので、本人が納得して選んだというのがいちばん大事だと思うので、特に助言というのはないですかね。

Q.監督のホームランの記録に近いが、それについては。

A.できればね、きょうできればいちばんいいですけど、まあベストを尽くしたいと思います。

<日本メディア>

Q.きのうのホームラン、人生でトップクラスと話していたがどのあたりが?

A.まあ打感というか、もちろん当たった、なんていうんですか、ポイントもそうですし、タイミング的にドンピシャだったかなと思います。

Q.去年の打撃に戻った?それとも段階がひとつ上に行った?

A.段階は進んでいるとは思いますね、それはまぁ上に行けば上に行くほど伸び率みたいなものは当然下がってくるとは思いますけど、なんていうんですかね、んー細部の部分というか、細かい部分というのはまあ、ちょっとづつ上がってくるもんだと思うので、もちろん変える部分もありますけど、継続してこう、取り組んで伸ばしていくという部分もあるので、そこはどっちもかなとは思います。

Q.クリケットバットの練習は続けているのか?

A.んー、それは練習の一環ではあるので、んー過度にやりすぎることで逆によくなかったりとか、それはもうバランスの問題なので、そこのバランスの調整。こういう打てない要因がここにあるんだったらこの練習みたいな、そのバランスの感覚というのが大事かなと思います。

Q.遠征に妻は来ている?

A.来てないですね。

Q.遠征先で外出するなど一緒に過ごしたいというのは?

A.休みがそこまでまだ、基本的に休みの移動がうちけっこう多いので、あんまりその、自宅で丸1日休みみたいなのがいまのところあまりないので、一緒に散歩に行ったりとかね、そういうふうなのはしますけど、まだそこまで丸1日どっかに行くというみたいなのはないかなと思います。

Q.寂しくない?

A.遠征ですか?寂しいと言わせたいです。(笑)

Q.親交のあったNBAの渡邊雄太さんが日本に帰ることになったが、彼のキャリアについてどう思うか。日本に帰るという決断については。

A.決断自体はもちろんリスペクトしていますし、本人がもちろんさっきも言いましたけど納得して選んだ道というのが、本人にとってもちろんいちばんいい選択だと僕は思うので、そこはもちろんリスペクトしていますし、日本人の選手としてアメリカでやっていたのも、同級生でしたし、そこは僕も気にしていたので、寂しい気持ちと改めて頑張ってほしいなという気持ちどっちもあるかなと思います。

Q.メッセージのやり取りは?

A.まだですね、共通の方からいろいろ話は聞いていたので、まぁ落ち着いた段階でしたいなと思っていました。

ーー

4/23 番外:6号HR打球速度は191km/h


ナショナルズ戦の第5打席で2試合連続となる今シーズン6号のソロホームランを打ってチームの勝利に貢献。ワシントンのナショナルズパークデビューでいきなりのホームランとなった。

特筆すべきは打球の速さ。右中間スタンドの上段に飛び込んだ当たりの打球速度は191キロで、2022年にマークした189.9キロを上回ってホームランとしては自己最速となった。

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4/21 松井さんを超える176号 "個人的には特別な1本"


前日に続いて2日連続での取材対応となった大谷選手。大リーグで日本選手最多となる記念の176号は8試合ぶりのホームランとなった。負ければ勝ち越しが無くなる1戦での貴重な先制ホームラン。連敗を3で止めたチームの雰囲気を表すように、取材中には何度も笑顔を見せた。その最後の発言がきょうのことばだ。

「個人的には特別な1本でしたけど、これからシーズンはどんどん続いていくので。あしたはオフですけど、ロードに行ってゲームは続いていくので。早く切り替えて次に臨みたいなと思います」

この日はメッツを相手に3打数2安打(1HR)2打点で1四球。打率は3割6分8厘に上昇し、現時点で首位打者となった。

日本選手トップとなる特別な1本も「早く切り替えて次へ」。大谷選手らしいことばで締めくくった。

ーー 以下、一問一答です ーー

<アメリカメディア>

Q.松井秀喜さんの記録を抜いて?

A.素直にうれしいですし、ちょっと前回のホームランから(時間が)かかってはいるので。早く打ちたいなとは思いつつ、きょう打てたのでまず。安心と喜びがあるかなと思います。

Q.ボールはもらった?

A.いや、わかんないです。ぼくは今ゲームをしていたので、わかんないです(笑)。

Q.大リーグに来てこの記録が1つの目標でもあった?

A.最近になってどのくらい松井さんが実際に打っていたのか知ったので、はじめからという訳ではなかったですけど。知ってからは目標にしてましたし、早く打ちたいなと思っていました。

Q.次の目標は松井さんのようにプレーオフで活躍すること?

A.そうですね、その前に監督の記録を抜きたいなと思います(笑)。フフフ。

※一口メモ※ ドジャースの日本生まれの選手の通算ホームラン記録はロバーツ監督の7本(大リーグ通算では23本)。ロバーツ監督は母親が日本人で沖縄生まれ。

<日本メディア>

Q.175号の時に「日本の野球界にとって大きい」と言った真意は?

A.やっぱりこう、長打を持ち味にして打っていくスタイルというのは、やっぱりサイズがないとなかなか難しいことではあるので。そういう意味では幅が広がるのかなというか、バッティング自体の目標の幅自体が広がっていくのかなと思います。

Q.今後は追いかけられる側に?

A.個人的にはもっともっとたくさん打つつもりでいるので。それは全部終わった後に考えればいいのかなと思います。

Q.自分の希望として記念のボールは手元に置いておきたい?

A.どうなんですかね。あんまり…。この間も頂けるという話だったのでもらったんですけど、ちょっと食い違いがあったらしいので。今回はちょっとわかんないですけど。まあ、話を聞いてみてかなと思います。

Q.試合前の調整で今シーズンはグラウンドでダッシュをしていないが?

A.中では走ってます。ただ単に直線を走るスペースがドジャースにあるので、中に。なのでそこで走って試合に臨んでます。

Q.子どもの頃の(ヤンキースの)ピンストライプの(ユニフォームの)イメージ。松井さんが出ていたワールドシリーズはどこで見ていた?

A.ワールドシリーズをリアルタイムで見ていたかどうかは記憶にはないですけど。もちろんピンストライプのユニフォーム、僕は巨人よりも、ジャイアンツよりもヤンキースのイメージの方が強いので。そっちの方のイメージがメインかなと思いますけど。

Q.大谷選手にとってホームランを打つことの位置づけは?

A.ホームランだけをもちろんねらっているわけではないですし。バッティング自体は可能性を広げていく作業だと思っているので。その中でフォアボールもあるし、単打もあるし二塁打もあるし、ホームランもあるしということだと思っているので。その可能性を広げる中で、ホームランがあるかないかは相手にかかるプレッシャーももちろん違いますし。来るボール自体にも多少影響はするので、そういう意味では大事。自分の長所でもあるので。大事にはしていきたいなと思います。

Q.打席の時にボールを入れ替えられていたが、打つバッターからしたらどういう感じ?プレッシャーもかかる?  

A.まあ早く打ちたいなとはもちろん思ってましたし、なんか申し訳ないなというか、間延びもするので。ピッチャーもそうですけどキャッチャーもそうですし、アンパイアもわざわざ変えないといけないので。そこら辺は早く打って、普通のリズムでやりたいなというか、したいなと思ってました。

Q.連敗も止まったが?

A.打線もすばらしかったですけど、やっぱりグラスナウ投手がああいうすばらしいピッチングをすることで流れが来ていると思うので。きょうはやっぱりそこに尽きるかなと思いますね。

Q.松井さんは常に優勝のプレッシャーがある中でやってきた。エンジェルス時代はなかなか経験できなかったが、これからドジャースでプレッシャーのある中でどうやっていく?

A.んー。どうなんですかね。僕はもちろんエンジェルスに所属していて、エンジェルスの球団というのももちろん好きですし。ファンの人ももちろん大好きですし。んー、なんて言うのかな。別にプレッシャーがかからないという訳でももちろんないと思ってるし、それはエンジェルスに対して失礼になるんじゃないかと思ってるので。まあ、そこはそこ。ここはここで。プレッシャーかかる、かからないという訳じゃなくて1打席1打席が大事かなと思ってますね。

Q.ダイヤモンドを1周している間はどんなことを考えていた?

A.まあ先制点だなという(笑)。その時はあんまり、そういうことは忘れていたので。先制点を取れていいバッティングかなと思ってました。

※ドジャースのホワン広報から日本語で「最後の質問です」とアナウンスがありクスッと笑う。

Q.まだまだ通過点だと思うが、きょうの1本は自分の中でどんな意味を持つ?

A.個人的には特別な1本でしたけど、これからシーズンはどんどん続いていくので。あしたはオフですけど、ロードに行ってゲームは続いていくので。早く切り替えて次に臨みたいなと思います。

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4/20 "終わったことを引きずってもしょうがない"


「終わったことをいつまでも。もちろん反省はしますけれど。引きずってもしょうがないことではあるので、反省はしつつ切り替えてあしたに臨みたいなと思っています」

大谷選手は今月12日以来、8日ぶりに報道陣の取材に応じた。チームは連敗中、自身は打率3割5分9厘と好調なものの、得点圏ではここまで21打数2安打にとどまっている。きょうのことばは、得点のチャンスを生かせていないことに対する質問への答え、大谷選手の信念を感じることばだ。

ーー 以下、一問一答です ーー

<アメリカメディア>

Q.勝てない試合が続いている。

A.どうですかね、投打がちょっとかみあってないかなというのはありますけど。それでも全試合近い点差で粘っていると思いますし、そこはみんな必死になってやっているので。切り替えていくしかないと思います。

Q.得点圏の打席でヒットも出た。バッティングで変えたことは?

A.特には変えないようにすることが、変えたことかなと思うので。全打席どんなシチュエーションでも自分のバッティングというか、どんな状況でも変えずにいければなと思います。

  

Q.ロバーツ監督が「得点圏の打席でアグレッシブになりすぎている」と以前話していた。監督と話をしてアプローチを変えた部分は。

A.まあ単純に(振りに行く)ゾーンが多少広がっているというところかなと思うので。アグレッシブなのが悪いとかではなくて。そのアグレッシブなゾーンがまず広がっているというところでまあやっぱり。スコアリングポジションじゃない場面は比較的できているので、そこを継続していこうということですかね。

Q.投手陣が苦労している中で、打線でプレッシャーを感じる部分はあるのか?

A.もちろんビハインドでのチャンスというのはプレッシャーがかかると思いますけど。逆に言えばそれだけ多くのチャンスをまず作れているというのは自信を持っていいんじゃないかなと思うので。そこから先というのは、また数をこなすことで改善されてくることもあるので。そこは個人個人のやり方しだいかなと思います。

Q.9試合中7敗、チーム内でフラストレーション感じる?

A.まあ負けがこむと多少なりともあると思いますけど。みんな必死で切り替えて次の試合に臨もうとしていると思うので。確かに連敗がかさむとそういう風に暗くなることもあると思いますけど、全員でミーティングをしたりとか、そういう事はやっているので。そこで早く切り替えて、あしたに臨むのがまず大事かなと思います。

Q.得点のチャンス生かせないのはフラストレーションがたまるものか、数をこなせば解決するものか?

A.どちらもあるんじゃないですかね。まあフラストレーションはもちろんたまるとは思いますけど、さっきも言ったとおり早く切り替えないといけないですし。終わったことをいつまでも。もちろん反省はしますけれど。引きずってもしょうがないことではあるので、反省はしつつ切り替えてあしたに臨みたいなと思っています。

<日本メディア>

Q.あの満塁のチャンスでの三振は、状態がいい中とはいえしばらく考えてしまうものか?

A.そうですね、もちろん反省はしますけど。さっきも言ったとおり早く切り替えないといけないので。まあ何が悪かったのかと振り返れば、あとはあしたに切り替えていきたいなと思ってます。

Q.ホームラン7試合出ていないが、記録がかかっていることも自分の中でストライクゾーン広がっているなど変化感じる部分あるか?

A.いや、比較的アットバット(打席)はいいと思うので。ホームランは特に狙いに行く打席はないですし。次の1本打ちたいなという気持ちはもちろんありますけど、記録っていうのは特に気にはしてないので。いいアットバットをこなしていくということの方が大事かなと思います。

Q.三振が減って打率もあがっている。追い込まれてからのアプローチに違いを感じるか?

A.来るボールの違いもあるので、そこは。単純にアプローチ次第で三振が減っていくかどうかということではなくて。相手がどういう風に自分に対して攻めてくるかによって変わってくることでもあるので。そこがスコアリングポジションにいるかどうかでも変わってきますし、点差によっても変わってくるので。どの打線に入るかによって、配球というのは変わってくるかなと思います。

Q.ことしは去年とバットを変えた?

A.いや、変えてないですね。

Q.それは去年のいい感触があるから?

A.そうですね、まあ何種類かはあるので。まあその状態であったりとか、ピッチャーだったりとかで変えたりはしますけど。基本的には変えてはないですかね。

Q.ライナー性の打球が多いが、打球が上がらないことは自分の中では気にならない?

A.まあライナーが多いことはいいことだと思うので。まあヒットになる確率というのは必然的に上がっていきます。それに伴って打球スピードも出やすいので、その分抜ける確率も上がるので。その角度があと1~2度上がるかどうかによって確かにホームランになるかどうかは決まりますけど。その代わり率が上がってきたりとか、コンタクト率が上がってきたりとかっていうことはあると思うので。何が良くて何が悪いかはその時によって変わるかなと思います。

Q.年々求められる仕事も変わると思うが、今いちばん求められるのはどんな打撃?

A.どんな打撃?んー、まあ基本的にはチャンスメイクをすることと、チャンスが来たら返すこと。バッターってそれだと思うので。どこの打席、どこのチームにいてもそこは変わらないかなと思いますね。

Q.(空振り三振に倒れた6回の)満塁の打席で、インサイドのボールを振りにいったが、終わった後に振り返ってあれは止めるべきだと思ったのか。それともあのボールは振るべきだったと思っているのか。

A.どんなシチュエーションでも、ボールは振らない。ストライクを振る。これはシンプルなので。あそこはテイクする(振る)のがベストな反応というか、だったと思いますけど。ボール自体、すばらしいボールではあったので、せめてファウルというのが理想かなとは思いますね。

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4/12 "日本の野球界にとっても大きいこと" 175HRで松井秀喜さんに並ぶ


「率直にうれしいですし、個人的にももちろんうれしいですけど、日本の野球界にとっても大きいことではないかなと思います」

パドレス戦に2番・DHで先発出場した大谷選手、この日は第1打席で左中間スタンドに4号ソロホームランを打った。大リーグ175本目のホームランで、松井秀喜さんの持つ日本選手最多ホームラン記録に並んだ。冒頭の言葉は、記録に並んだことのへの大谷選手の思いだ。

その他、この日はツーベース2本で5打数3安打(1HR)1打点の大活躍、2本目のツーベースは松井裕樹投手から打った痛烈な一打だった。

ーー 以下、一問一答です ーー

〈アメリカメディア〉

Q.日本選手のホームラン記録に並んだ気持ちは。

A.率直にうれしいですし、個人的にももちろんうれしいですけど、日本の野球界にとっても大きいことではないかなと思います。

Q.山本由伸投手、初登板以降は落ち着いてきているようだが。

A.決して悪いピッチングではなかったと思いますし、たまたま1本大きいのが出て、得点されてますけれど、比較的テンポよく投げてたんじゃないかなと思います。

Q.チームの粘り強さはどうだった?

A.毎回のようにやっぱりチャンスにもなりますし、ひとりひとりが仕事はしてると思うので、なかなかかみ合うというか、まあ、競った試合で落としてしまったというのはもちろん残念なことではありますけど、比較的いい粘りだったと思うので、また切り替えてあす頑張りたいなと思います。

Q.訴追について・・・。

(球団広報)野球の質問のみにしてください。

Q.松井さんの記録と並んだことは。

A.さきほども言いましたけど、もちろん個人的にもうれしいですし、日本の野球界にとっても大きいことだと思うので、まあ、個人的にはまた、次の1本、前も言いましたけど切り替えて、また次の1本を打てるように頑張りたいと思います。

Q.175本の記録はどれくらい意識していた?

A.もちろん知ってはいましたけれど、個人的には、前も言いましたけど、次の1本次の1本というのが基本的な考え方としては、どこを目指すとかではなくて、1本打ったらまた次の1本ということが大事かなと思います。

Q.松井さんは日本の野球界にとってどんな存在?

A.あー、そうですね、なんていうのかな、長距離のバッターとして、日本でももちろん僕が小さいころからずっと見てきましたし、同じ左バッターとして憧れているような存在ではあったので、そういう方に記録で並べたというのは自分にとってはすごく幸せなことだなと思います。

Q.ドジャースの日本生まれの選手のホームラン最多記録は誰だか知っている?

A.・・・わからないです。(笑)

記者)ロバーツ監督です。

〈日本メディア〉

Q.日米通算1000本安打を達成したが、きょうのバッティングはどうだったか。

日米通算1001安打は松井裕樹投手から

A.アウトになってる打席もいいというのが、いちばん、個人的にはいいアットバット(打席)が多いということは、それだけチャンスにもなるとは思うので、そこは、ヒットになってる打席以外もよかったんじゃないかなと思います。

Q.これまで日本選手にホームランが難しいと言われていたが、そのなかでトップに立ったことについては。

A.そこもそうですね、まあ、具体的にその、何打席で何ホームランみたいなことは僕はちょっとわからないので、そこらへん正確には言えないですけど、まあ、体も大きいし、長打というのがひとつ、まあ、うりではあると思うので、そこの強みをまず生かしていきたいなと思います。

Q.きょうのホームランは完璧に近いものだった?

A.そうですね、まあプレートからはちょっと外れている難しいボールではあったと思うので、それをまあ、ホームランにできてるというのは、基本的にはいいスイングの軌道だなとは思いますけれど、基本的にはボールは見逃すというのが、鉄則ではあるので、そういう観点で言うと、手は出ているので、いいところと悪いところがあるかなと思います。

ーーー

4/8 “信じてグラウンドの中で100%表現するのが僕の仕事”


大谷選手はツインズとの3連戦初戦の試合前、報道陣の取材に応じた。およそ15分の取材の中で、専属通訳を務めていた水原氏不在の影響について言及したほか、家族への思い、あと2本に迫った大リーグの日本選手最多ホームラン記録などについて心の内を語った。試合では3号ホームラン(大リーグ通算174号で松井秀喜さんの記録にあと1本)を放ち好調を維持している。

―― 以下、一問一答です ――

(米メディア)

Q.1号ホームランが出てから好調だがきっかけがあったか?

A.いろいろ、変えたりというかまあ、調整方法も含めてケージでのドリルもそうですし、いろいろ試しながらはやっています。

Q.カブスの本拠地リグレーフィールドで初めて試合をして風など含めて印象は?

A.打者目線では風がちょっと厳しかったですけど、ただクラシカルな球場というか、そういう雰囲気の球場は個人的には好きなので、すごくきれいな昔ながらの美しい球場だなと思いました。

Q.投手の肘の怪我が多く見られるが、その要因の1つにピッチクロックもあると思うか?

A.まあ間違いなく負担は増えていると、それは間違いないと思うので、リカバリーというか、体への負担自体はやっぱり短い時間で多くの仕事量をこなすというのは負担自体は間違いなくかかっていると思う。ただそれがどの程度今回の(けが)に反映されているのかというのは確証がないですし、自分の感覚として、それはあるんだろうなとは思います。

Q.球速のアップやスピンレートの追求のほかに、ピッチクロックもけがの要因になると思うか?

A.もちろん球質自体を上げていくという作業もそうですし、自分のベストのボールを投げ続けなければいけないというのも。僕はピッチャーをやっているので、手を抜くではないですけど、軽く投げていくシチュエーションというのが先発ピッチャーでもなかなか少ないというのも、もちろんそうだとは思いますし、さっきも言いましたけどピッチクロックは体への負担自体は増えているとは思います。

Q.ホームランを打ったことによって、心の余裕が出てきた?

A.それはあると思います、やっぱり1本出るかどうかで違うと思うので、打席の中での余裕も違いますし、メンタル部分で余裕を持って打席に入れるというのは大きな違いかなと思います。

Q.通訳の水原一平氏がいなくなって、フィールド外でも調整をしなくてはいけないことが増えた?

A.どうなんですかね、まだ数日、数週間というか、今実際に遠征に来ているので、特にホテルで何かするということもないですし、今のところは自分で球場に来て、何かやったりとか、練習したりとかというところで、もちろんチームの皆さんのサポートもありますし、コーチ陣フロントのサポートももちろんすごく感じてるので、そこはすごくありがたいなと感じています。

Q.どうやって野球への集中力を保っている?

A.野球をやるときに、特に、そのことを考えてはないですし、やってきた技術であったりは基本的には変わらないと思うので、それをまず信じてグラウンドの中で100%表現するというのが僕の仕事なので、そこは、グラウンドの外で何があっても変わらないところかなと思います。

Q.投手のリハビリが始まって今の状態は?

A.今は順調に、昨日も投げましたけど、本当にスモールステップですけど、徐々に徐々に強度とかも伸ばしながら、球数も伸ばしながら順調に来ているなと感じています。

Q.どのような練習方法でバッティングが向上したのか?

A.まあ、そのなんていうんですか、動画を撮っていろいろ、別にドリルじゃなくても、ここをこうしよう、ああしようというのももちろん話しています。きのう2回凡退した後はクリケットのバットで打ったりとかして2安打したので、きょうもやろうかなって思っています(笑)

(日本メディア)

Q.ピッチングフォームのなかで変えたところなど意識しながら取り組んでいるところはある?

A.まあ投げ方で軽減できる範囲がどの程度なのかというのは球速との因果関係がけっこう強いと思うので。まあ例えば160キロ投げる、同じ投げ方じゃなかったとして160キロを投げられるのが、どの程度メカニック、動き方によって軽減できるのかというのは、正直その球速の質だったり、質というか、クオリティーのほうが僕の感覚ですけどね、どの投げ方というよりかは、まあやっぱりしょうがない部分があるので。なので、そのクオリティをどの程度保証していくかというか、自分の1試合のなかでマネジメントしていくかというほうが、けがをしないという観点で見ると大事かなと思います。

Q.フォームで軽減するために取り組んでいるトレーニングなどある?

A.それはやっぱり全体で分散していくしかないと思うので、それはまあ昔でいえば、例えば「下半身で投げなさいよ」みたいなことが、感覚的にいえばそうなるんでしょうけども、それを全体で分散していく。投げ方によってはどこかに頼って投げていくということもありますし、球速とかに関して言えば、どちらかと言えば、動き方もそうですけど、イメージというか、こういうふうにいけそうだなというイメージがあれば、どんな投げ方でも意外に早く投げられると思う。それを効率よく分散させていく投げ方というのは、まあ大事なんでしょうけども、さっきも言いましたけど、クオリティーがどうしても上がると、どうしても負担が出る場所というのはあるのかなと思う。

Q.バッティングに関して、最初の構えがどういう形になれば納得のいく打球になる?

A.打球の角度とか自体はスイングの軌道で決まるとは思っているので、まあそのスイングの軌道は構えから決まっていますし、なので僕は構えが大事だというのが僕の考え方ではあるので、構えが決まれば、軌道もよくなるし、力の伝わるスイングになるしというところですかね。

Q.バッティングのあとに構えの確認をするのは、考えを整理するという意味で?

A.そうですね、直後じゃないと、今のがどうなってて、どんな風な見え方で軌道で振った方がいいのかというのをイメージしておかないと、やった直後が一番落とし込めるかなとは思います。

Q.クリケットのバットはなぜ?

A.クリケットのバットは、なんか面になっているので、面で捉えていくというか、どちらかというと体を振って。なんていうんですかね、返しているのがはやい感じのスイングではあったので、まあ握ったときによさそうだなというか、練習の一環としてよさそうだなと思ったので、きのうやりました。

Q.妻やペットがいて、苦しいときに支えになった?

A.基本的な生活のリズムはでも変わってないですかね。ぎりぎりまで、きょうもそうでしたけどぎりぎりまで寝て来る感じなので、基本的にはあまり変わってないですけど、ここ数週間いろいろあったので、まあ隣に誰かいるかどうかはだいぶ違うと思いますし、そういう意味ではすごくいてくれてよかったなと思ったことはあったかなと思いますね。

Q.食生活の変化は?

A.今ですか?いろいろその、今回のもそうですけど、決まっていたこといろいろ変えなきゃいけなかったりとかしているので、まだそんなに生活の基盤みたいなものができていないというか、リズムみたいなものができていないので、今はふつうに、なんていうんですか、作ったりとかということではなくて。例えばなにか頼んだりとかというところで食事はしてますね。

Q.ホームランが173本、日本選手最多の175本への気持ちは?

A.もちろん早く打ちたいなという、そこまでとかというよりかは、次の1本次の1本ということだと、シーズン中は特に、ということだと思うので。まあ、きょうもし打ったら、またあしたも打てるように、次の日も、その次の日もという感じなので、もちろん特別な数字ではあるかと思うので、早く打ちたいなという気持ちはもちろんありますね。

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4/3 移籍後第1号 ”焦る気持ちを我慢しながら”


「なかなか調子があがってこなくて焦る気持ち我慢しながら自分のスイングをしようと務めてきたので1本出て良かった」

ーー

実に41打席目で出た今シーズン第1号、もちろんドジャースに移籍初のホームランは飛距離131mの特大の当たりだった。「焦る気持ちを我慢しながら」という言葉は、まさに大谷選手の本音だろう。これをきっかけに今シーズンどこまでホームラン数を伸ばすか、さあショータイムの始まりだ。

対 ジャイアンツ 2番・DH

 第1打席 空振り三振

 第2打席 ファーストへ内野安打

 第3打席 レフトライナー

 第4打席 右中間へ第1号ソロホームラン

4打数2安打(1HR)1打点

ーー ヒーローインタビュー ーー

Q.移籍後初ホームラン、ケージで練習していたが?

A.なかなか調子があがってこなくて焦る気持ち我慢しながら自分のスイングをしようと務めてきたので1本出て良かったと思います。

Q.スイングどう戻した

ーー

A.ボールの見え方がいちばん大事だと思っているので、そこがいちばん納得できるスタンスで構えるのを大事にしていました。

Q.ロバーツ監督はワンスイングでアンロックされると言っていた

A.監督ともきょうウィルさん含めて話して自分らしくいればいいと言われて気持ちが楽になりましたし、きょう結果でましたし、継続して頑張りたいと思います。

Q.ドジャースタジアムの雰囲気

ーー

A.毎日これだけ多くのファンが入って、やりがいというか自分にエナジーをもらえるので。それを自分の力に変えてこれからも頑張りたいと思います。

ーー 試合後、囲み取材の一問一答です ーー

大谷選手は少し安心したような表情で報道陣の前に姿を現した。ホームランが出なかった40打席の間の心境や、チームメートをはじめとしたまわりからのサポートへの思いなど、およそ6分間質問に答えた。

(アメリカメディア)

Q.ホームランボールは戻ってきた?そのボールに対して特別な思いはある?

A.ファンの人と話して、いただけるということだったので、はい。僕にとってはすごく特別なボールなので、ありがたいなと。

Q.ドジャースでの初ホームランを打ってほっとした?

ーー

A.自分の中ではかなり長い間打ってないなという感覚だったので、まあバッティング自体もそこまで良くなかったですし、まず1本出た、まあ安心しているというのが率直なところかなと思います。

Q.1点差の試合で貴重なホームランとなった。

A.結果的に5対4で勝って、その1点で勝ちはしたので、後半のいいところで1本打てたというのはまずよかったですし、まあ僕だけじゃなくてオフェンス全体的に相手にプレッシャーをかけ続けていたのが、やっぱりよかったのかなと思います。

Q.ボールがじっくり見えた?

A.徐々に徐々に、よくはなってはきているなとは感じていましたけど、その中で結果に繋がるかどうかというのは全然違うと思うので、そういう意味ではすごくよかったかなと思います。

Q.多少のフラストレーションは感じていた?

ーー

A.フラストレーションはそうですね、あの、僕の中ではさっきも言いましたけど長かったなという印象が強いので、「早く打ちたいな」「早く打ちたいな」という気持ちがこうどんどん、いいアットバット(打席)からかけ離れていくという状態だったので、これを機にしっかり自分の打席を継続したいなと思ってます。

Q.ボールと何を交換しましたか?

A.僕はボールとハット2個とバット1本ですかね。

(日本メディア)

Q.ボールはサインボールですか?

A.サイン書きました。

Q.せきこんでいたこともあったが、体調を崩していた?

A.みんな、けっこうはやっているので、数日かは、けっこう、そうですね。まあだいぶよくなってきましたけど。

Q.タイミングのずれがあったと言っていたが、合わせられてきている?

A.そうですね、タイミングと距離がやっぱり違うかなって思っていたので、無理やりはやくするのも、なんですかね、長期的に見ると自分の打ち方からかけ離れていくという意味ではあまりよくない方向ですし、やっぱり我慢しながらちょっとずつ調整していくというのは大事かなと思います。

Q.テオスカー・ヘルナンデス選手からひまわりの種の祝福もあったが、あのときの気分は?

ーー

A.そうですね、長い、僕のなかで長い、えーまあ、感覚だったので、ああやってやってもらって、まあグラウンドの外のところでもいろいろみんなからサポートしてもらって、選手もそうですし、スタッフのみなさんもそうですし、ほんとありがたいと思います。

Q.ホームランの前の打席できっかけになる感触はあった?

A.ケージでもいろいろ試したりとか、コーチ、ロバーツもそうですし、バッティングピッチャー陣もそうですけど、いろいろこれやってみたら、あれやってみたら、ここはこうなって、どうなってるっていうのは、調整法も含めていろいろ話しながら、サポートはしてくれているので、そこに、結果に自分がつなげられるかどうかが、やっぱりコミュニケーションのひとつとしても大事かなと思うので、そういう意味ではよかったと思います。

Q.一塁からホームに帰った走塁は、自身の判断で?

ーー

A.そうですね、基本ワンアウトだったのでライナーバック、最初ライナーだなと思って止まってはいたので、どうかなとは思いましたけど、まああの、ディーノ(三塁コーチ)も思い切り回していましたし、いけるっていう判断、僕もいけるって思っていましたし、いい判断だったと思います。

Q.ベッツ選手やフリーマン選手、周囲が打ってることはプレッシャーになっていた?

A.そこはないですかね、むしろ助けられてるなというか、調子が悪い中で、例えばワンアウト三塁のシチュエーション、別にヒットじゃなくてもチームに貢献できるようなシチュエーションがあったりするので、そこはむしろ助けられてるなという印象ですかね。

Q.打てなかった期間、技術よりメンタルの方が大きかった?

ーー

A.んー、どうなんですかね、まあメンタルを言い訳にはしたくはないので、やっぱりそこも含めて技術だと思ってますし、そこも含めて自分がここまで結果が出てない実力なのかなと思います。

ーーー

3/30 山本由伸投手の好投に”すばらしい登板”


「雨の中難しい登板だったと思いますけど、1回下がってからもう1回上がるときも冷静でしたし、すばらしいピッチングだったなと思います」

ーー

対 カーディナルス

この日は、山本由伸投手が本拠地ドジャースタジアムでの初登板。雨で一時中断する厳しいコンディションのなか、5回無失点の好投を見せた。チームメートを称えるひと言が今日の言葉だ。

大谷選手自身は5打数1安打1四球で2三振。まだホームランは出ていない。

ーー 以下、取材の一問一答です ーー

Q.山本投手のピッチングは

ーー

A.雨の中難しい登板だったと思いますけど、1回下がってからもう1回上がるときも冷静でしたし、すばらしいピッチングだったなと思います。

Q.日本から来て登板、調整むずかしいところは

A.どうなんですかね、僕はけっこう前なので忘れちゃいましたけど、マウンドもボールも違いますし、もちろん対戦相手も違うので、そこらへんの違いもあると思いますし、私生活ももちろん全然違うので、そこらへんの難しさもあると思いますけど、きょうはすばらしいピッチングだったなと思います。

Q.バッティングの感覚は

A.見え方自体は悪くないんですけど、タイミングと距離の問題かなという感じですかね。

Q.最後の打席、大事な場面だったが

ーー

A.んーまずは同点だと思うので、フォアボールでもいいですし、シングルでもいいですし、どういう形でもいいのでまずは同点にして、まずつなぐことが大事でしたけど、最後も自分のなかでは捉えたつもりでしたけどポップフライになっているのでそこらへんもやっぱさっきも言いましたけどタイミングと距離の違いかなと思います。

Q.初回3三振16球、印象的だった

A.もうすばらしかったですね、終始すばらしかったですし、もっと早い段階でもちろん援護してあげて、最後もできれば勝って終わらしてあげたかったなというところだったかなと思います。

Q.てるてる坊主は誰が?

A.わからないです。僕ではないです。

ーーー

3/28 本拠地開幕戦 "スタートとしてはよかった"


「興奮はしていましたし1打席目からヒットが出たので、まあ安心じゃないですけれど、スタートとしてはよかったんじゃないかなと思います」

ーー

対 カーディナルス 3打数2安打1四球

 第1打席 ライト線へツーベースヒット

 第2打席 フォアボール

 第3打席 ライトへヒット

 第4打席 空振り三振

大谷翔平選手は本拠地「ドジャースタジアム」の開幕戦で2安打の活躍。試合のあとクラブハウスで報道陣の取材に応じた。打席の内容に満足している様子で、本拠地でのシーズン初戦の感想や、韓国での開幕戦のあとの不調についてなど、およそ5分間質問に答えた。

ーー 以下、一問一答です ーー

(アメリカメディア)
Q.初めての本拠地での試合だったが印象は。

ーー

A.ファンの人も多く入ってもらって、敵の時は怖いですけれど、味方の時はとても心強く、すばらしい声援をいただいてありがたかったなと思います。

Q.ベッツ選手、フリーマン選手との上位打線はどうだったか。

ーー

A.まあ僕だけホームランは打てなかったですけれど、比較的いい打席だったんじゃないかなと思うので、いいゲームだったなと思います。

Q.選手紹介でカーペットを歩いてどうだった?

ーー

A.んー、まあちょっと長いなとは思いましたけれど(笑)。ああいう演出もかっこよくてよかったんじゃないかなと思います。

Q.1回に二塁を回ってアウトになったプレーは、サインが見えなかった?
A.あー、ちょっと、僕の方が早めにターンしていたので、その分ディーノ(三塁コーチ)がジャッジをしたときに、僕が止まる、僕が合わせないと、そこはね。ムーキー(ベッツ選手)のほうに合わせないといけなかったんで、そこはまた確認して、キャンプ中にそのシチュエーションがなかったので、まずきょう確認してまた次修正したいなと思っています。

Q.きょうのパフォーマンスには満足している?
A.そうですね、比較的、基本的にはいい打席が多かったんじゃないかなと思うので、欲を言えば最後の打席ももうちょっとつないで、いいシチュエーションでフレディ(フリーマン選手)に回せたらよかったんじゃないかと思います。

(日本メディア)
Q.どんな気持ちで試合に入ったか。またイメージしていた本拠地での開幕戦にできたか。

ーー

A.興奮はしていましたし、1打席目からヒットが出たので、ちょっと、まあ安心じゃないですけれど、スタートとしてはよかったんじゃないかなと思います。

Q.バッティングの手応えは。
A.ヒットが出ているのもそうですし、振る振らないの判断を含めて、比較的クオリティーの高い打席だったんじゃないかなと思うので、またそれを継続するのが難しいですし、あすに向けてまた対策したいなと思っています。

Q.ベンチでチームメートと英語でコミュニケーションとる姿もあったが。
A.自分の打席の感覚とか、なんだろうな、なにかをこう、打席のなんでしょうね、ピッチャーのボールであったり、どういう変化なんだっていうのは、比較的エンジェルスのときはやっていたので、そこに関しては特に問題はないかなと思いますし、僕がどう見えているかの感覚を初めてのチームの選手たちは知らないですし、なので僕がどういうふうな感覚で見えているかというのを共有するのは大事かなと思います。

Q.韓国から戻ってきて、本拠地で1本出たというところで感じるところは。

ーー

A.そうですね、まあ体調の管理を含めて、ちょっと難しいところはあったので、まあその、こっちに来てからの3試合、正直感覚的にはよくなかったですし、見え方的にもそこまでよくはなかったので、そのなかできょう、いい感覚を1試合目から出せたのというのはよかったんじゃないかなと思います。

Q.きのうの過ごし方や、きょうに向けての修正は。
A.まずは時差ぼけ、まあまだ100ではないので。まあその、睡眠の管理ですよね。夜寝られるようにしながら、なおかつリカバリーをしっかりとらないといけないので、ここあと2、3日の過ごし方がやっぱり大事なんじゃないかなと思います。

Q.きのうは何時間寝た?
A.きのうは3時間くらい昼寝をして夜寝ました。

ーーー

3/25 水原元通訳の違法賭博をめぐる問題で声明発表


専属通訳を務めていた水原一平氏の違法賭博をめぐる問題で声明を出し、賭博への関与を否定した。大谷選手は練習前に報道陣に対して声明を読み上げた。

ーー

ーー 以下、大谷選手の声明 ーー

まずみなさん、来ていただいてありがとうございます。僕も話したかったので、うれしく思っていますし、チームの関係者の皆さん、僕自身もそうですけど、ファンの皆さんも、ここ1週間くらい、厳しい1週間だったと思うんですけれど、メディアの皆さんも含めて我慢とご理解をしていただいたのは、すごくありがたいなと思っています。

ーー

《悲しくショック》
まず、僕自身も信頼していた方の過ちというのを悲しいというか、ショックですし、いまはそういうふうに感じています。
現在進行中の調査もありますので、きょう話せることにまず限りがあるということをご理解いただきたいということと、またここに詳細をわかりやすく皆さんにお伝えするためにまとめたメモがありますので、こちらに従って、何があったのかを、まず説明させて頂きたいなと思います。

《僕自身は賭けたり、送金依頼をしたりはない》
まず始めに、僕自身は、何かに賭けたりとか、誰かに代わってスポーツイベントに賭けたりとか、それをまた頼んだりということはないですし、僕の口座からブックメーカーに対して、誰かに送金を依頼したことも、もちろんまったくありません。本当に数日前まで、彼がそういうことをしていたということも全く知りませんでした。
結論から言うと、彼が僕の口座からお金を盗んで、なおかつ、僕の周りにもみんなにうそをついていたというのが、結論からいうとそういうことになります。

ーー

《水原氏の話まったくのうそ》
先週末、韓国ですね、僕の代理人に対して、メディアの方から私が違法のブックメーカーから、スポーツ賭博について関与しているのではないかという連絡がありました。一平さんは、僕にこういった取材の依頼があるということを、まず僕には話していなかったし、僕の方にそういう連絡はきていなかったのと、まずはじめに代理人には一平さんは僕と話して分かったのは一平さんではなく「某友人の借金の肩代わりとして支払った」というふうに、僕の代理人を含めて、みんなに話していました。

その翌日にさらに尋問で一平さんは代理人に対して、借金は自分のもの、つまり、一平さん自身がつくったものだということを説明しました。それを僕が肩代わりしたという話を、その時に代理人に話したそうです。そしてこれらはまったくすべてがうそだったということです。

一平さんは取材依頼のことも僕には伝えていなかったですし、代理人にも僕(大谷選手)はすでに彼(水原氏)と話してコミュニケーションを取っていたとうそをついていました。

《問題を初めて知ったのは韓国での第1戦のあと》

そして僕がこのギャンブルに関しての問題を初めて知ったのは韓国での第1戦が終わったあとのチームミーティングです。そのミーティングで彼は全部英語で話していたので、僕に通訳はもちろんついていなくて、すべて英語で話していたので完全には理解できていなくて、何となくこういう内容だろうなというのは理解できていましたけど、その時、何となく違和感を感じていました。

ーー

《スポーツ賭博に関与ない》
その時、彼は僕に対してホテルに帰ったあとで2人でより詳しいことを2人で話したいのでいまは待ってくれということで、まずホテルまで待つことにしました。

一平さんが、ミーティングの時にギャンブル依存症だということは僕はもちろん知らなかったですし、彼が借金をしていることはミーティングの時は知りませんでした。僕は彼の借金返済にもちろん同意していませんし、ブックメーカーに対して彼に送金をしてくれと頼んだことも許可したことももちろんないです。

そのあと、試合後ホテルに戻って一平さんと初めて話しをして彼に巨額の借金があることを初めて知りました。彼はその時私に僕の口座に勝手にアクセスしてブックメーカーに送金していたということを僕に伝えました。僕はやっぱりおかしいなと思って代理人と話したいということで、代理人たちを呼んでそこで話し合いました。話し終わってこれを聞いて、代理人も彼にうそをつかれていたと初めて知って、すぐにドジャースの皆さんと弁護士の人たちにその時に連絡しました。ドジャースの皆さんも代理人の人たちも、その時初めて自分たちがうそをつかれていたと知りました。そして、弁護士の人たちがこれは窃盗と詐欺なので警察の当局に引き渡すという報告をしました。

これがそこまでの流れなので、僕はもちろんスポーツ賭博には関与していないですし、ブックメーカーに送金したという事実はまったくありません。

《正面を見据え自らの言葉で心境を語る》

正直ショックということばが正しいとは思わないですし、それ以上のうまくことばでは表せないような感覚でこの1週間ぐらいはずっと過ごしてきたので、いまはそれをことばにするのは難しいなと思っています。ただ、もうシーズンも本格的にスタートするのでここからは弁護士の方にお任せしますし、僕自身も警察当局に全面的に協力したいなと思います。気持ちを切り替えるのは難しいですけど、シーズンに向けてスタートしたいですし、きょうお話しできてよかったなと思っているので、きょうはこれがお話しできるすべてなので質疑応答はしませんが、これからさらに進んでいくと思います。

以上です。ありがとうございました。

ーーー

3/20 開幕戦を終えて "まず勝てたのがよかった"


「最初のスタートとして、まず勝てたのがよかったですし、最後まで粘り強くというか、あきらめずに逆転できたのがチームとしてよかったんじゃないかと思います」

ーー

韓国・ソウルでの2024年シーズンの開幕戦を終えて、大谷翔平選手がロッカールームで報道陣の取材に応じました。取材を受ける大谷選手のことばからは、去年の右ひじの手術からリハビリをへて迎えた開幕戦で無事にプレーできたことへ安心感がにじみでていました。

 

ーー 以下、一問一答です ーー

Q.開幕戦のプレーを振り返って。
A.最初のスタートとして、まず勝てたのがよかったですし、最後まで粘り強くというか、あきらめずに逆転できたのがチームとしてよかったんじゃないかと思います。

Q.ダルビッシュ投手との対戦の感想は。

ーー

A.んー、会釈くらいはもちろんしたかったんですけど、ちょっとピッチクロックが時間なかったので、塁上からという感じになっちゃいましたけど、でも球もすばらしかったですし、1本なんとか打てましたけれど、何回もここからやっていくと思うので、また復習しながら、まずはあした切り替えたいと思います。

Q.キャンプからのトレーニングはうまく行っている?
A.まず体調がいいのがいちばんかなと思うので、こうやってきょう試合に出られて、最後まで出て終わったというのが、まず1つ術後の経過として、そういうスタートを切れたというのが、いちばんよかったことじゃないかと思います。

Q.ヒットのあとにコーチとヘルメットをぶつけるのは?

ーー

A.あれはもう。ハンドシェイクみたいなものです。コーチの方からこれどうだという感じで。

Q.気持ちの面ではどうだったか。
A.緊張感はありましたけれど、でもピッチャーのほうがやっぱり緊張するので、それは変わらないですし、そういうのに比べるとちょっとリラックスしながら、きょうは入れたんじゃないかなと思います。

Q.韓国に来てからの2試合、状態がよくないように見えたが。
A.ちょっと体がやっぱり硬かったので、構えからちょっと違和感がありましたし、そのせいでゾーンがちょっとずれていたのかなと思うので、きのうケアをして、リセットして休んで、きょうまあよかったので、またあしたまでにリカバリーした方がいいと思うので、集中して頑張ります。

Q.最後の塁上のアウトは?

ーー

A.あれはもう完全に僕のミスなので、僕の中では(二塁ベースを)越さずにタッチして帰ってきたつもりだったんですけど、判定が越してるということだったので、そこらへんはまた、反省しながらあしたやりたいと思います。

Q.あす先発の山本由伸投手にかけたことばはあるか。
A.いや、ないです。本人もあまり緊張しなさそうなタイプなので、リラックスして入れると思うし、まずきょう勝ったので、それもリラックスして入れる要因じゃないかなと思いますし、早い回でまた援護できればいいんじゃないかと思います。

(アメリカメディア)
Q.試合を振り返って。

ーー

A.そうですね、まずさっきも言いましたけど勝てたのが一番かなと思いますし、終盤で逆転できるのが強いチームじゃないかなと思うので、こういう試合が多ければおのずと勝ちが増えてくるんじゃないかなと思います。

Q.試合前の緊張感は?
A.それもさっき言ったんですけれど、ピッチャーに比べていつもバッターの方があまり緊張しないので、きょうもなるべくある程度リラックスした状態で入りました。

Q.強力打線を証明できた?

ーー

A.そうですね、もっともっと点の入るシチュエーション、例えばムーキー(ベッツ選手)が出たあとの僕がもうちょっとつなげたらとか、スコアリングポジションで早い段階でもう1本出ていれば、もっともっとこう、よりいい得点の仕方があったんじゃないかなと思うので、どこのラインナップの順番を見ても、どこからでも点が入るような雰囲気を持っているので、やっぱりこう、自分としても心強いなと思います。

Q.ダルビッシュ投手との初対決の感想は。
A.一球一球やっぱりこう、気合いが入っていたと思いますし、すばらしい球が来ていたので、どっちも追い込まれた打席で、ちょっと僕の方は苦しい打席でしたけど、なんとか1本まず出てよかったと思ってます。 

ーーー


3/16 "一緒に来て見るのは初めて いい思い出に" 


"一緒に公式戦を見るのはたぶん、一緒に来て見るのは初めてですし、そういう意味ではいい思い出になるんじゃないかなと思う"

20日に迫った今シーズンの開幕戦、パドレスとのソウルシリーズを前に大谷選手は夫人とともにソウル入りした。それについての質問への答えだ。少しはにかみながらも、「いい思い出になる」と大谷選手らしい率直な言葉だった。

開幕前の結婚発表でプライベートが大きく注目された大谷選手だったが、チームメートのベッツ選手、フリーマン選手とともに行った会見ではもちろんシーズン開幕戦への意気込みを示した。その中でも印象的だったのは「楽しみ」「楽しい」という言葉、実に8回も大谷選手の口から出てきた。会見の一問一答でぜひ大谷選手の思いを感じていただきたい。

ーー 以下、一問一答 ーー

Q.韓国での開幕シリーズにどう臨みたいか。
A.僕も韓国でプレーするのをすごい楽しみにしてたので、約1週間くらい、まあ公式戦もありますけれど、野球自体も韓国自体も楽しんで頑張りたいなと思います。

Q.韓国でも大きな注目を受けていることについてどう感じているか。 

A.僕は注目していただいてすごいありがたいなということと、それ以上に新しいチームなので、ここにいる2人もそうですし、チームメートとはやく打ち解けられるようにというのがまずキャンプではいちばんやってたことだと思うので、すばらしい選手たちと、まずプレーできるのを楽しみにしていますし、早く一員になれる、認められるように結果を出していきたいなと思います。

Q.韓国のファンからの応援についてどう思うか。
A.日本と韓国は昔から国際大会でも白熱したいい試合が多くて、子どもの頃からずっと見ていましたし、韓国のチームも僕の中ではすごく思い入れがあって、すばらしいチームだなと思っているので、そういうところで、今回韓国でプレーできるというのはすごい楽しみですし、空港でもああやって迎えてもらえてすごいありがたいなと思っていました。

Q.パドレスの開幕投手を務めるダルビッシュ投手との対戦をどう感じているか。

A.小さいときから見てきて大好きな投手ですし、本当に目標にしてきたような方なので、WBCでも一緒にやらせてもらったりとか、本当によくしてもらっているので、本当に個人的にすごい楽しみですし、ここまで対戦がもちろんなかったので、それも含めてすごい思い入れがあるんじゃないかなと思うので楽しみにしています。

Q.ロバーツ監督が開幕に向けて今までで一番楽しそうと言っていたが?
A.あー、どうですかね、特殊な開幕なので。韓国でやるというのも特殊ですし、新しいチームでまたスタートするというのも初めてなので、楽しみの度合いというより、また違うような楽しみがあるんじゃないかなと思います。

Q.注目には慣れていると思うが、どう対処している?

A.もちろん慣れてはいないですけど、本当にやることにだけ集中して、キャンプもそうでしたけど、まあそうやって注目してもらえるのはすごいありがたいことですし、それはそれとして、まずは自分がやるべきことに集中したいなとは思っています。

Q.初めて妻と報道陣の前に現れて、すっきりした気持ちはある?また、なれそめは?(フリーマン選手が「カモン、ショー!」と笑顔)

A.詳細は発表、発表したというかインタビューで答えたとおりなのでここで言う必要はないかなと思うんですけれど、まあ初めてこう、一緒に、公式戦自体見るのはたぶん、一緒に来て見るのは初めてですし、そういう意味ではいい思い出になるんじゃないかなと思うので、そこも含めてまずは、自分のやることに、さっきも言いましたけれどやることにまずしっかり集中したいなと思います。

Q.前に韓国に来たときと比べて変化は感じている?
A.あのときはまだ高校生だったので、今とまたちょっと違いますし、あのときから好きな国のもちろん1つなので、あのときは本当に台湾と韓国とくらいしか行ったことなかったので、そういう意味でも特別でしたし、また野球でこうやって帰ってこられてプレーするというのは自分の中でも特別かなと思います。

ーーー


3/5 古巣との対戦 トラウト選手と抱擁も


大谷翔平選手は大リーグデビューから6シーズンを過ごした古巣・エンジェルスとオープン戦で初めて対戦。3打数ノーヒット、2三振と抑えられた。
試合前にはトラウト選手と抱き合う場面も、出場後には報道陣の取材に応じた。

 かつてのチームメートと交わした会話や、バッティングの手応え、ピッチャーとしての練習の再開の見通しなどおよそ10分間、質問に答えた。

ーー 以下、一問一答です ーー

Q.古巣エンジェルスのチームメートと会ってどうだった?
A.けっこう来ていたので、こっちに、きょう。いろんな人と話しました。

Q.今は打席の内容と結果、両方に満足している?

A.そうですね、きょう久々にナイターでしたけど、あのまたちょっと見え方が違うので、そこらへんもやりながら、また試合をこなしたいなと思っていますし、打席のクオリティーも上がってきてるんじゃないかなと思うので、最後のほうとかね、ちょっと惜しかったですけど、もうちょっと振れるかなと思ってはいます。

Q.ドジャースと契約した後、どれくらいエンジェルスのことを振り返って考えた?
A.どちらかというと決まる前がやっぱりいちばん考えてるので、決まったあとはお互いにこのシーズンに切り替えて、向いてると思うので、やっぱり交渉の段階が一番、考えるんじゃないかなと思います。

Q.元チームメートになにか言われたか?
A.いや、特に、特にというかおめでとうというか、契約できたことにまずおめでとうという会話が多かったですかね。

Q.ここ1か月くらいなにが一番印象的だった?
A.印象的…。チームの色はまあちょっと、なんだろうな、どっちがいいとか悪いとかではなく、そのチームの色があると思うので、まあまだ1か月ですし、もっともっとこう、僕も(山本)由伸もそうですけど、一緒に時間を過ごすうちに、もっともっとなじめるんじゃないかなと思います。

Q.エンジェルス相手にプレーするのは変な感じはした?

A.変な感じはないですかね。ないですかねというか、向こう側にいるのでそこらへんは多少ありますけど、向こうのホームだったらまたちょっと違うんじゃないかなと思うので、今回はこちら側のホームでしたし、そういう点ではあまり違和感はなかったかなと思います。

Q.明日の試合は出る?
A.(英語で)Yeah.

Q.ナイター、デーゲームで間隔短いがなぜこのタイミングで2試合連続で出ることにした?
A.んー、まぁあとあとのスケジュールも考えながら、全体をトータルとして見たときに出た方がいいなと思ったので、打席数を稼ぐという意味でも大事なんじゃないかと思います。

Q.バッターとしてのリハビリは終わった?
A.リハビリはもう終わってますね。あとはもうどれくらいクオリティーを上げていけるか、結果どうのこうのではなく、しっかりとまず見えてるかどうか、振れてるかどうか、いいタイミングで待ててるかどうかがいちばん大事かなと思います。

Q.トラウト選手とどんな会話をした。

A.いやもう全員、契約おめでとうということと、家族も含めてお互いに元気かということ、まあふつうの感じでしたね。

Q.昨シーズンまでトラウト選手をネクストから見ていたが、今はベッツ選手。その違いは感じるか。
A.んー、違い。まあどちらもいいバッターですし、打席のクオリティーも高いし、勉強になることが多いと思うので、まあ自分の打席も考えながら、うしろからどういうふうに打席を送ってるのかなっていうのは、見ながら勉強はしてますね。

Q.右手の小指にテーピングも、状態は。
A.多少腫れはありますけど、特に問題はないかなと。あと2、3日すればいいんじゃないかなと思います。

Q.突き指みたいな?
A.そうですね。

Q.山本投手を気にかけている?
A.気にはかけていないですね(笑)うん、プロフェッショナルですし、やることしっかりと、どこにいてもやる選手だと思うので、まわりのサポートももちろんありますし、えー、ただ同じフィールドで過ごす日本人、日本語でしゃべるから、気軽にしゃべれるのは、まあお互いにですけどね、多少特別なのかなと思います。

Q.オフに取り組んでいて効果を実感していることは。
A.そうですね。リハビリが基本的にはメインであったので、まずリハビリの経過、まあスケジュールどおりにしっかりとこなせて、今こうやってこう、まず打席数を重ねてしっかりと開幕に向けて出続けられているというのがまずいちばんじゃないかなと思って、トレーニングの成果で、技術的なものっていうのは、それの次かなと思いますね。

Q.あす出ると決めたナイター、デーという流れもシーズンに向けてクリアしたかった?

A.いや、ナイターデーが特別かというより、全体のスケジュールを見て、きょうあす出た方がいいという判断なので、そういう全体を見ながら、特にナイターデーを絶対出たいとかではなくて、全体の試合数をまず確保するという意味ですかね。

Q.ピッチングのリハビリのスケジュール感は。
A.リハビリ・・まだスローイングが始まってはないので、ある程度、全体像のスケジュールは共有はしてますけど、まずしっかり開幕を迎えることと、そこで試合にしっかり、バッターの方で問題なくちゃんと公式戦でも出られるという確認をまず、それが先じゃないかなと。その先にショートスローから入って、徐々に徐々に強度を強くしていく感じですね。

Q.韓国での開幕戦以降というイメージ?
A.韓国のあとということですか?そうですね、たぶんそうなるとは思います。

ーーー


2/29 "なんとなくずっといることを想像できました" 結婚について


「一緒にいて楽しいですし、なんとなくずっといることを想像できました」

みずからのインスタグラムで結婚を報告した翌日、大谷選手はメディアの取材(囲み取材)に応じた。そこで結婚の決めてについて質問された答えが、冒頭の言葉だ。大谷選手らしく自然で、少し照れくさそうに答えていたが、質問にまっすぐと答えていた。この日は、キャンプ地全体が祝福ムードに包まれていた。

ーー 以下、この日の取材の一問一答 ーー

(アメリカメディアの質問から…)
Q.きょうはライブBP、明日は試合。いつ2日連続で試合に出るか?
A.連続で出るよりも、まず強度を強く保つことと、トータルの打席数を増やすことがメインなので、連続で出ることにあまり重きを置いてないです。

Q.当初50打席を目指すと言っていたが、現状ライブBPなどもあわせて何打席か?
A.もう20位だと思うので、もうすぐに50は多分越えるんじゃないかと思います。継続してあとは強度を保って多めになる分には構わないので、できる限りいい調整を続けたいなと思います。

Q.ご結婚おめでとうございます。言える範囲で入籍日と奥さんはどんな方ですか?
A.日本人の方です。入籍日は特に言わないというか、言わなくていいかなと思っています。至って普通の日本の人です。

Q.知り合ってどれぐらいですか?
A.正確には分からないですが、初めて会ったのは3年、4年ぐらい前ですね。

Q.結婚はフリーエージェントの判断に影響がありましたか?
A.それは全くなかったですね。彼女自身も僕の意見を尊重してくれていますし、そこは野球とは別のことなので…。妻はどこに行っても来るという感じでしたので、そこは全く関係がなく、自分がどこで野球をしたいかというのが、一番のところでした。

Q.なぜこのタイミングで発表しようと思いましたか?
A.シーズン中よりシーズンに入る前が、ベストじゃないかなというのがありました。書類もいろいろあり、整理しないといけないところもありました。もうちょっと早めにやりたかったですが、そういうところで少し伸びて、きょうになったというかたちです。

(ここから日本メディアの質問に)

Q.発表しなくてもいいなかでちゃんと発表することにしたのはなぜですか?
A.一番は(報道の)みなさんがうるさいので。しなかったらしなかったでうるさいですし、きょうここで発表をして、野球に集中したいのが一番です。

Q.結婚の決め手は何になりましたか?

A.特にこれというのはありません。一緒にいて楽しいですし、なんとなくずっといることを想像できました。

Q.3、4年前に知り合ったということですが、二刀流で活躍しはじめたときですが、二刀流をやるにあたっても支えになりましたか?
A.初めて会ったのがそれぐらいの時期というだけで、実際には(お付き合いしたのは)もっともっと後ですし、シーズン中は特にこちらに来ていなかったですし、基本的には今までどおりというか、渡米してから今まで1人でいたので、去年も特に変わらなかったかなと思います。

Q.どんなところにひかれましたか?
A.これというのはないですね。全体的に雰囲気というか、一緒にいて楽しいですし、これ1つというわけではなく、全体的な雰囲気があっているかなと思います。

Q.奥さんの好きな手料理は?
A.こちらに来て、そこまで日はたっていないので、まだそこまで食べていないですね。

Q.プロポーズの言葉は?
A.えーっと、普通に言いました。あえて言う必要はないと思います。

Q.交際期間はどれくらい?
A.初めて会ったのが、3、4年前というだけなので。実際にどれくらいだったかわからないので、婚約をしたのは去年なので、それを指すなら去年になるんですかね。

Q.将来的な子どもの希望、イメージはありますか?
A.もちろん、そうなればいいですけど、自分以外のことを言うと叶わないような気がするので、あまり言いたくないです。

Q.犬を飼われたのは結婚の影響があったからですか?
A.ぼやっとは考えていました。基本的には手術した時もずっと1人で、僕がみていたので、あまりそこまでは…。ぼやっとは考えていましたけど、そこまでは必ずではありません。

Q.奥さんも犬が大好きで飼うことを2人で決めた?
A.僕が勝手にというか、前々から飼いたいなというのがありましたので…。タイミング的に良かった。妻に電話したときにむしろびっくりしていました。

地元岩手県では号外も

Q.なれそめを言える範囲で教えてください。
A.言えないです。言えなくはないですけど、短いスパンで何回か、たまたま会ったので、そこからというのが一番ですかね。

Q.会ったのはアメリカですか?
A.日本です。

Q.デートも外に行くのは難しかったのでは?
A.外は行ってないですね。基本的にアメリカですし。去年は手術もあったのでほぼ日本に帰ってないですし、オフシーズンも基本的にはこっちにいました。そんなに外に行くことはなかったですね。

Q.デートは室内ですか?
A.ラフな感じで過ごしていました。外に出たら、皆さんうるさいですし。

Q.奥さんとは一緒に住んでいますか?
A.キャンプの途中でこっちに来ました。

ーーー


2/28 "2人(1匹)で力を合わせ支え合い" 結婚を発表


「新たなチームと新たな環境でのスタートとなりますが、2人(1匹)で力を合わせ支え合い、そしてファンの皆さまと共に歩んでいけたらと思っております」


この日、みずからのインスタグラムで結婚したことを発表した大谷翔平選手。日本中が祝福の空気に包まれた…

大谷選手がどんな言葉で結婚を報告したのか、投稿の全文は以下の通り

ーー インスタグラムの全文 ーー

いつも温かい応援をいただきありがとうございます。

シーズンも近づいておりますが本日は皆さまに結婚いたしました事をご報告させていただきます。

新たなチームと新たな環境でのスタートとなりますが、2人(1匹)で力を合わせ支え合い、そしてファンの皆さまと共に歩んでいけたらと思っております。

まだまだ未熟な点も多々あるかと思いますが、温かく見守っていただければ幸いです。

お相手は日本人女性です。明日の囲み取材で対応をさせていただきますので今後も両親族を含め無許可での取材等はお控え頂きますよう宜しくお願い申し上げます。

ーーー


2/27 初のOP戦でホームラン


「1打席目から3打席目まで徐々に感覚もよくなってきている」

大谷翔平選手はドジャース移籍後初めての出場となったオープン戦、第3打席でレフトへツーランホームランを打ち、いきなり結果を残した。詰まったような当たりだったが、逆方向にぐんぐんと伸びたあたりは、まさに大谷選手ならではの打球という表現がぴったりの一打だった。
冒頭の言葉は、3打席を振り返っての言葉だ。こちらも大谷選手らしく冷静に打席を振り返った。

ーー オープン戦後の取材、主な一問一答は以下の通り ーー

報道陣の取材に応じました。ホームランも飛び出した試合を終えた心境、リハビリの状況、今後の見通しなどについておよそ10分間、質問に答えました。

Q.初の実戦を振り返って。
A.そうですね、まずは予定通りに出られたっていうことと、終われたっていうことがいちばんよかったと思います。

Q.しっかり結果を出した。スイングやリハビリも順調か。
A.そうですね、打席を重ねるごとに反応もよかったかなと思うので、徐々に徐々にですけどよくなっていたかなと思います。

Q.ホームランは入ると思ったか。

A.いや、ちょっと(打球が)高いかなと思ったので(乾燥していて打球が飛びやすい)アリゾナでどうかなというところだったかなと思います。

Q.移籍後初の試合で、緊張などはあったか。
A.緊張はなかったですね、まあスプリングトレーニングなので、まだそういう段階ではないかなと思いますし、自分の調整がまずいちばん大事かなと思います。

Q.2番というのはどう捉えている?
A.まだきょう初めてなので。でもやること自体は変わらずにストライクだけしっかり自分のスイングする、シンプルなところがいちばんかなと思います。

Q.フリーマン選手が後ろにいることで、ストライクが増えると思うか。A.まあ立ってみないともちろんわからないですし、前後でもちろんムーキー(ベッツ選手)もフレディ(フリーマン選手)も、あとそれ以降もいいバッターがもちろん続くので、どう変わっていくのかなというのももちろん楽しみですし。1打席1打席自分も勉強しながら対応していきたいなと思います。

Q.エンジェルスのデビューと比べてどうだった。
A.あの時は何がどういうふうに進んでいくのかまったくわからなかったので。その時とはまた全然違うかなと思います。

Q.ファンが列を作ってサインを求めていた。ドジャースでそういった光景を見るのはどんな気持ちか。
A.きょうもたくさんの人に見に来てもらって、歓声もすごく大きかったですし。何よりもチーム関係なく、まずこの時期にこうやってまた戻って来られて、手術もありましたけど順調に戻って来られて。まずそれがいちばん、きょうよかったかなと思います。

Q.ホームランも出た、3打席を振り返って。

A.まあ振ったのもよかったですし、さっきも言いましたけど1打席目から3打席目まで徐々に感覚もよくなってきているので、あとは見逃したコースが、自分の思ったとおりのコースかどうかが、あとはいちばん大事かなと思います。

Q.体の感覚は。
A.感覚もよかったです。まあ、体自体の強さもよかったですし。ケージで振ってる感じも、ここのところのなかではいちばんよかったんじゃないかと思うので。あとは無事に終わってよかったなというのが今の気持ちかなと思います。

Q.スタンディングオベーションもあったが、ドジャースの一員になった実感は。
A.そうですね。まだ1試合目なので、これからかなと思いますけれど、しっかりとチームに貢献して早くそういうふうに認めてもらえるように頑張りたいと思います。

Q.ホームランはフルカウントからだった。強振ではなかった?

A.どうなんですかね、まあ普通な感じですね。まあ、別に長打を狙ってるわけではなかったですし、全体的に言えることですけど、シンプルにゾーンを振るっていう。

Q.手術明けで体のケアは。
A.ケアは、んーまあその、細かい動きのチェックだったりとか、トレーニングだったりとかっていうのは週に何回かあって、あとはトレーナーの人に見てもらう。あとは数週間に1回自分のPT(フィジカルセラピスト)の人、来てもらうタイミングでチェックしてもらうって感じです。

Q.終わった後監督や選手からことばは。
A.そうですね、フレディ、フリーマンが、たぶん僕が終わってたらもう1回守備に行かないといけなかったので「絶対打ってくれよ」って言われていたので。回せてよかったなと思います。

Q.ベンチで言われていた?
A.前の回ですね、前の回の攻撃が終わったとき。

Q.このキャンプで下半身や体幹のメニューをよく行っているが、その意図とバッティングへの影響は。
A.いやまあ、トレーニングは一貫して、もう別に年単位で変えるとかっていうことではなくて、10年20年のスパンで考えてやるものなので。ことしは手術はあったのでそれに適したトレーニングはもちろんしますけど、全体的なフィジカルの強化は例年どおりだと思います。

Q.ピッチャーとしてのリハビリはそこまでしていないが、それはバッターとしての出場を早くするため?
A.いやピッチャーのリハビリもしてます。トレーニングだったり。まだスケジュール的に投球を再開する段階ではないというか、スケジュール的にまだなだけで。

Q.クラブハウスで外野手用とファースト用のミットを持っていた意図は。A.いやまあ、そういうこともあるかもねっていう。みんなに言えることですけど。そうなってからでは遅いので。事前の準備がどういう時も大事かなと思います。

Q.ノックも受けていく?
A.どうなんですかね、まだその段階ではないかなと、もちろん投げられなければすることもないですし。そこは優先事項から外れているので。そこはまあシャグ(外野での球拾い)とか、何て言うんですかね、トレーニングメニューというか、コンディションの一貫でランニングしたいなという時に入ることはあると思いますけど。そこまでやることないかなと思います。

Q.きょうは愛犬は試合を見ている?
A.いや、見てないんじゃないですかね。

Q.振っていいボールと振ってはいけないボールの見極めはどうだった?A.3打席目はまあまあよかったですかね。ただあの、たぶん練習してるボールとか、予想していないボールをたぶん投げてたので、そこはまあチェック外でしたけど。ある程度自分が振りに行っていいボールに対してアプローチできていたかなと思うので、はい。

Q.2番の打順について監督と話は。
A.いや僕はもうどこでもいいって感じだったので。まあ前後どう変わるかわからなかったですし、監督がどういうふうにやりたいのかっていうところに対して僕が言うことはもちろんないので。好きなように、そこに対応していけたらなと思ってました。

Q.開幕に向けての打席数は間に合うか。
A.ペース的には越えてくると思いますね。今の段階ではちょっと早いくらい、ちょっと多めに入ってくらいの感じだと思うので、十分にこなせるかな、量自体はこなせるかなと。あとは感覚次第かなと思います。

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2/21 "早い段階でトータル50打席にいくと思う"


「早い段階で(打席は)トータルでは50にいくんじゃないかと」

ロバーツ監督が開幕戦までに大谷選手が立つべき打席数について、50という数字を出したことに対する大谷選手の言葉だ。

この日は、シーズン中に使う写真を撮影する「フォトデー」。山本由伸投手とともに大谷選手もカメラの前でポーズを決めた。

そしてこのキャンプで3回目となる取材に応じ、ここまでの調整が順調に進んでいると明かした。スタンフォード大学への進学で注目されている花巻東の後輩、佐々木麟太郎選手についても初めてコメントしている。

ーー 練習後の一問一答は以下の通り ーー

Q.監督が、開幕までに50打席と言っていたが計算では間に合いそうか?
A.十分間に合うとは思いますね。まああの、ビジョン(室内のピッチングマシン)でも入れる。今も5打席くらいは入りましたけど、十分じゃないかなと。早い段階でトータルでは50にいくんじゃないかと。

Q.実際の試合で打つことと、マシンやマイナーで調整することはあまり変わりないもの?
A.んー、そこまでは変わらないですね。実際ゲームに出たときのアドレナリンや集中力というのはもちろんありますけど、確認したいのはタイミングを外された時のスイングだったりとか、詰まったときのスイングやリアクションを確認したいというだけので。そこは十分含まれるんじゃないかと思います。

Q.ここ数日の打撃練習での感覚や、ひじの感じは?

A.感覚も良かったですし、ひじの感覚も。まあ実際の中で振ってみてあまり気になるところはないので、今のところ。今のところはまあ順調に来ているかなと思います。

Q.ここまで予想以上に早くリハビリが進んできていると思うが、大谷選手自身もそういう感覚なのか?
A.あー、まあでもスケジュールどおりには一応来ているので。スケジュールどおりよりは感覚がいいというのはいいことだと思うので。特に早まっているという感じではないので、予想通りの感じで来てはいるかなと。安心しているところは多少あるかなという感じです。

Q.きょうのライブBP(実戦形式の打撃練習)も50打席に含まれるのか?
A.含まれますね。ビジョンも僕的には含まれてはいるので。あとは実際の試合、オープン戦に出てみて、まったく問題ないのであればトータルで50というのはすぐ行くんじゃないかと思います。

Q.(アメリカメディアから日本語で)ワンチャンゲンキ?
A.(笑顔でうなずく)。

Q.実戦のオープン戦でしか得られないものは?
A.んー、まあ何て言うんですかね。集中力だったりというのはもちろん、ビジョンで打ったりとかもしますけど。観客、ファンの人が入ったりとか、実際にアンパイアがいたりとかっていう環境とは多少は違う、出力的には違うので。まあ、変わらないかなと、大丈夫じゃないかなと思いますけど、多少違うかなとは思います。

Q.打撃フォームは背筋が伸びている感じがあるが、意識していることは。

A.いや、今は変わらないです。変わんないですというか、そりゃ微調整はしますけど。やることは特には変わってはいないので。とりあえずは自分のいい感覚を、まずはこの時期なので。早く取り戻していく、実戦の中で取り戻していくというのが最初にやることかなと思います。

Q.練習後も宿舎に戻ってトレーニングするのか?
A.きょう帰って?いや、基本はしないですね。キャンプは、もうやることやったら帰るっていう。ことしはピッチングとかもないので、ボリューム的にも余裕ありますし。だいたい1日おきにバットを振ってるので、ここから連日で入ることはあると思いますけど。今のところは楽な、楽なというか、ある程度時間に余裕は持ってると思います。
  
Q.家でワンちゃんとまったり?
A.んー、そうですね。まあ(笑)、ほかの仕事がある日ももちろんありますし。それ(時間)があるのも、もうちょっと実際のオープン戦が始まるまでかなと思いますけど。今のところはそんな感じで過ごしています。

Q.花巻東の後輩、佐々木麟太郎選手がアメリカの大学に進学。大谷選手からのアドバイスもあったという話もあるが。
A.アドバイスはしてないですね(笑)。頑張ってほしいっていうだけだと思うんで。すばらしい選手だと思いますし。どこに、どういう風なルートで、将来どういう風になりたいかは本人が1番考えていると思いますし、こちら側がとやかく言うことではないですし。どういう道に進んでも本人が納得できれば、すばらしいことではないかなと思います。

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2/12 "スケジュール通り、内容もいい" 


「軽めにいこうかなと思ってましたけど、思ったより振れていたので、そこはスケジュール通りには来つつ、内容自体はいいんじゃないかと思う」

大谷選手はキャンプ4日目のこの日、初めて屋外でのフリーバッティングを行った。21スイング中フェンス越えが10本とパワーあふれるバッティングを見せ、右ひじの手術からの順調な回復ぶりをうかがわせた。「スケジュール通り」という言葉には強い自信が感じられる。

ーー 練習後の一問一答は以下の通り ーー

Q.初めて外での打撃練習だったが、状態は。
A.いい感じでしたし、けっこう強く振れていたので、打球自体もよかったんじゃないかなと思います。

Q.わき腹のけがで昨シーズンは終わったが、そちらの回復具合は。
A.外で打った時にやっていたので、きょうも初めての外だったのでちょっと慎重気味に振りましたけど、その割にはよく振れていたんじゃないかなと思いますし、インサイド、中でも外でも比較的気になることなく振れているので、わき腹の方はまったく問題ないかなと思います。

Q.今後は毎日外で打つか。
A.たぶん打たないとは思いますけど、キャンプ中は比較的多めには打つと思います。基本的にやることは中で。外でやるのは強度の確認がメインになるかと思います。

Q.シーズン開幕戦に向けて、自信は高まった?
A.そうですね。軽めにいこうかなと思ってましたけど、思ったより振れていたので、そこはスケジュール通りには来つつ、内容自体はいいんじゃないかと思うので、このまま順調にいけばというところだと思います。

Q.キャンプではスイングのメカニックの部分を大事にするのか、全体の感覚を大事にするのか。
A.外で打つときは、今も言いましたけど、外で打つときは強度の確認、体の確認がメインですし、中で打つときは、なんていうんですかね、どこに注意して、自分でチェックポイントを探しながらというところかなと思います。

Q.強度は100%になったのか。去年からの変化はどのように感じた?

A.最後の2、3スイングは90%ちょっとぐらいの力加減で振っているので、数字的にもそのぐらいの数値、むしろちょっと高いぐらいかなという感じなので、いい傾向かなとは思います。トレーニングの成果もしっかり出てるんじゃないかなと思います。

Q.オープン戦は頭から出られる?感触は。
A.どうなんですかね、まあある程度トレーナーのなかで、いつぐらいに出るっていうのはあるとは思いますけど、まだすごい先のところまで共有されているわけではないので、この2週間ぐらいのところですかね。あとトラッキングと、ある程度のライブBP入ってみて、よかったら出るって感じなので、そこは、どうなんですかね、トレーナーはたぶんわかっていると思いますけど、僕の方で詳しくは共有はしてないかなと。

Q.これくらいかなと思う数字とデータは一致してる?それとも思ったより出ている?
A.思ったよりは出てましたね。ただアリゾナなのでちょっと飛びますし、打球もちょっと速くはなるので、そこを考慮すると、まあイーブンくらいかなという感じです。

Q.スイングは通したいところに通せている?まだずれがある?
A.BP(バッティング練習)のボールなので、そんなに、ずれがまだすごい出るという段階ではないですし、まあスイング自体は悪くはない段階かなと思います。

Q.2019年よりも段階が早い。経験が生きている?
A.もちろん、焦りなく、どのくらいのペースでやっていけばいいのかというのはわかっている分、あまり焦りとかはないですけど、まあでも傷口の回復具合だったりとか、そのあとの、伸展とか、屈曲の動きだったりとかっていうのは、単純に前回よりもいいかなって感じはあったので、それは今もあまり変わらないですし、まああと投げてみてからのステップはちょっとまだわからないかなという感じです。

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2/9 キャンプイン "強度は100に近い"


「バッティング練習の強度は100%に近い」

ついに大谷翔平選手の2024年のキャンプがスタート。
ドジャースのキャンプ地はアリゾナ州グレンデール、韓国での開幕戦があるため、ほかのチームより早いキャンプインだ。

去年受けた右ひじの手術からの復帰を目指す大谷選手は取材対応の後は屋外の練習場には姿を見せず、リハビリをかねたメニューをこなした。
今後、別メニューで調整を行っていくとみられる。

ーー キャンプ初日の取材対応 一問一答 ーー

Q.ドジャースで初のキャンプ、どういうキャンプにしたいか。
A.新しいチームなので1年目のつもりで、まず環境に慣れる、チームメートに慣れることが最優先かなと思います。

Q.リハビリの現状は?
A.強度は100に近いので、マシンだったり実際の投手の球を打つ段階に進んでいくかなと思いますね。

Q.バッティングコーチとはここまでどうか。
A.まずはお互いに知ることからだと思うので、僕のバッティングの感覚だったりとか、どういうふうにバッティングのプロセスを進めていく、チームとしてどういうふうにプロセスを進めていくのか理解しながら、まずはそこからかなと思います。

Q.緊張はあるか。
A.今のところみんないい人ですし、いい人というか話しやすい人たちばかりかなと思うので、まだ会ったことない選手ももちろんいるので、あいさつをたくさんの人にするのでまずはそこからですけど、今のところは楽しくやれているかなと思います。

Q.シーズンに向けてピッチャーとしてのリハビリを兼ねて準備する難しさはどういうところにあるか。
A.初めてではないので、2019年ですかね、同じような感じでやってますし、ある程度のプロセスは理解しているので、前回よりもスムーズにいくのではないかなと思っています。

Q.チームの関係者とのコミュニケーションは自分から行くか、待っているか。
A.みずから行きますね。基本的にはみずから行きますけど、さっきも言いましたけどけっこういろんな人にあいさつするので、まずは2回目あいさつに行かないように、一発目で覚えられるように、もし行ったときは勘弁してほしいなと思います。

Q.会うのを楽しみにしていた選手はいるか。そのなかで実際に会った選手はいるか。
A.楽しみにしてた、うーん、楽しみにしてたというか、ビューラー選手とラックス選手とかはずっと、1か月前ぐらいから、ドジャースタジアムで一緒にやっていたので、楽しみにしていたというよりは、最初に会った2人が、なんか楽かなとは思います。

Q.バッティングに関して、もう一段階次のレベルがあると思うか。
A.バッティングはそうですね、もう、1段階と言わず、まだまだあると思っているので、入る打線によってやることも変わってきますし、ただ自分の磨く技術だったりは変わらないので、そこはまだまだ先があるかなと思っています。

Q.ことしのシーズン中のルーティーンはリハビリがあるので、例年とは変わるか。
A.変わらないですね。

Q.今シーズン、スプリングトレーニングのなかでは、何を大事にしていきたいか。
A.さっきも言いましたけど環境に慣れることが一番かなと思うので、まずはチームメート、コーチ、スタッフ、コミュニケーションが先かなと思いますし、その先は、毎年キャンプでやることは変わりはしないので、ただ投げることはまだ1か月ぐらい先なので、そこはとりあえず考えずに、バッティングのことだけ考えて、あとは走ること、けがをせずにしっかりとシーズンを乗り切れるように、コンディションを整えたいと思います。

Q.キャンプ地の施設の印象は。
A.まとまってるなっていう。コンパクトに。必要なものがまとまってて使いやすいなって印象が今のところは、使っているところも限られていますし、まだグラウンドには出てないので、そういう印象かなと思います。

Q.前のチームと違うものはありますか。
A.大きくは変わりはしないかなと思いますけど、トレーニングに関しては、一緒にやるスタッフによって多少、毛色が違ったりするので、そこもコミュニケーションですね。自分がどういうトレーニングをまず優先したいのか、時期によって優先したいのかとか、その人がどういうトレーニングを推奨しているのかによっても、そこも話し合いながら決めたいなと思っています。

Q.オフに例年のようなトレーニングできなかった分、どうやって補っていくのか。
A.バッティングでも去年かなり良い感じがつかめていたので、基本的にはそれを継続するところと、微妙に変えにいくところとかなと思うので、今のところは大きく変えてないですし、必要なところはところでまた調整しながら、キャンプ中に直していけたらいいんじゃないかなと思っています。

Q.今シーズン軸になっていきそうなものが見つかった?
A.というか、何をすれば良い状態を維持しやすいのかとか、そういう調整法も含めて、なんでこうなっているのかというのを理解すれば、好調を維持したりとか不調をはやく脱したりとかしやすいのかなと思うので、そこは去年よかったんじゃないかなと思います。

Q.山本選手は大谷選手にとってどんな存在ですか。
A.今ですか?チームメートですかね(笑)

Q.今後どう2人でチームを支えていきたい?
A.日本人だからっていうのは日本語でコミュニケーションとりやすいっていうのはありますけど、そこはもうチームメートのひとり、むこうもそうだと思いますけど。そこは別に、日本人だからとか関係なく、全員がチームメートですし。ただロッカーも隣なので、話す機会はもちろん多くなるかなと思うんですけど、1年目なのでわからないこととかあれば僕の方が知っている部分もあると思うので、そういうところは一緒にやっていけたらと思います。

Q.子どもたちも含めてどんなメッセージをキャンプの姿から伝えたいか。
A.特に伝えたいことはないですね。シーズン前のやるべきことをやる場所だと思っているので、当然こうやってメディアの人の前でしゃべる機会っていうのはオフシーズンより増えてきますけど、それはそれとして、やることは変わらずに、まずはシーズンに向けて準備する大事な期間だなとは思っています。

Q.ベッツ選手や山本投手とロッカーが隣。どんな会話をしたか。
A.ムーキーはこの間、ちょこっとファンフェスタの時には会っているので、軽く会ったぐらいでまだたぶんこっちでは会っていないので。由伸は昨日も会って、それなりに。さっき新しい通訳さんとも話しましたけど、これからかなと思います。

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2/3 "ワールドシリーズの優勝だけを目指して"


「ワールドシリーズの優勝だけを目指しているので、ファンのみなさんと一緒に戦えたら最高です」

青のユニフォーム姿のファンで埋まったドジャースタジアム。この日、ファンの前に初めて姿を見せた大谷選手はトークショーに臨み力強く語った。その言葉が冒頭の優勝への思いだ。

トークショーではエンジェルス時代を振り返りながら「(エンジェルスカラーの)赤とは真逆なので、ようやくドジャースに来たと実感している。ドジャースのチームの一員になったと感じている」と話した。

また、通訳の水原一平さんとの関係性について聞かれると「ビジネスの関係なので友達ではなく割り切って付き合ってる」と冗談を交えて答え会場の笑いを誘った。

ーー イベント後の一問一答 ーー

Q.ドジャースのファンに会うのは初めてだが心境は?
A.楽しみ。きょうは試合があるわけではないので、単純にあいさつと、雰囲気を楽しめたらいいかなと思います。

Q.現在のリハビリ、バッティングの状況は?
A.バッティングはティーとトスバッティングを大体100%くらいでできる感じなので、アリゾナに入って、マシン打撃などから始まってくるかなと思います。

Q.韓国の開幕戦には間に合うように進んでいる?
A.そうですね。今も大体スケジュール通りには来ているので、特に遅れてもなく無理矢理早めているわけでもないので、順調にいけばそのまま、もともと間に合うスケジュールでは来ているので、そのままのスケジュールで行けば間に合うのではないかと思います。

Q.キャッチボールはもう始めている?
A.キャッチボールはまだですね。アリゾナに入って軽いスローイングから始まって、その後はピッチングの方は若干慎重気味に行くんじゃないかと思っているので、1回目の手術よりスムーズに来ているかなという印象はあるかなと思います。

Q.チームメートとなじんできた印象はある?
A.きょう初めて会う選手もいるので、大体今ここでやってる選手たちはほとんど同じメンバーというか、何人か同じメンバーでやってるので、そういう選手とはコミュニケーションとったりします。きょう初めて会った選手のほうが多いかなと思います。

Q.強化してる部分は。
A.全部ですね。

Q.チームが変わって責任も増えて、ことしは今までと違う気持ちあると思うが。
A.責任はより重くはなると思いますけど、やること自体は変わらないと思いますし、これまでも金額うんぬん関係なくベストは尽くしてきていると思っているので、そういうのは変わらずに継続したいなと思っています。

Q.リハビリによるオフシーズンの体作りへの影響を感じている?
A.コンディショニングは、やっぱり最初の1か月くらいは動けなかったので、動けないなかでしっかり食べて回復もさせないといけないし、その分体重ももちろん増えるので、最初は若干減量気味から入って、上半身は特に重いウエイトも使えないですし、まあ今は使えますけど、ちょっとマイナスからのスタートになるというのは、例年のオフとはちょっと違うかなと思います。

Q.チームにもたらしたい雰囲気みたいなものはあるか。
A.ないですね。僕は1年目のつもりで入るので、このチームの1年目ですし、それは今までエンジェルスでやってきた年数というのはないものだと思って、新たなスタートだと思ってやりたいと思ってます。

Q.デコピンはキャンプや遠征は一緒に?
A.キャンプは行きますね。シーズン中の遠征は行けないと思うので、物理的に。

Q.上半身は重点的にやってきた?
A.いやそこまで、どちらかというと下半身メニュー、上半身は重いものを扱えなかったので。最近になってようやくやってますけど、最初の段階から今までのところは8割くらいは下半身メニューが多かったので、そっちのメニューが多かったかなと思いますね。

Q.制限はなく練習もフルでやっている?
A.バッティングの制限はないですね。ないというかほぼ100にはなっているので、スイングの力とか、その動作では制限はないですけど、トレーニングでのポジション的に、そこで力を入れない方がいいポジションでのメニューはあまりやってないです。安全な範囲でのものはやってますけど。

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1/27 英語でのスピーチ 授賞式で


「今の自分のプレーができているのは絶え間ない応援のおかげ」

大谷翔平選手は昨シーズンのMVP=最優秀選手の授賞式に出席。英語でスピーチし、「本当に光栄です。今の自分のプレーができているのは絶え間ない応援のおかげです」とファンや関係者へ感謝の気持ちを伝えた。

ーー スピーチの主な内容 ーー

この賞をいただけて、本当に光栄です。私が今のようなプレーができているのは日本からの絶え間ない応援のおかげです。

(エンジェルスについて)6年間ありがとうございました。プレーする機会を与えてくれたことに感謝しています。

(今シーズンに向けて)ドジャースのみなさま、私を信じてくれてありがとうございます。キャリアの次のステージを楽しみにしています。