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特集 大相撲の優勝額について調べてみよう!

相撲 2023年11月22日(水) 午前10:00

東京両国の国技館の天井に近いところに優勝額がたくさん飾ってあります。正面、向正面、東、西の四つの面にそれぞれ8枚ずつの優勝額が飾ってあります。引退して親方になっている白鵬などの横綱の優勝額や、相撲界から離れた栃ノ心や逸ノ城の優勝額を見ると時代の移り変わりを感じます。大相撲の優勝額について考えてみましょう。

優勝額には何て書いてあるのですか?

令和3年九州場所の照ノ富士全勝優勝の額

向かって右側には優勝した場所、左側には優勝力士のしこ名と階級、下には贈呈した「毎日新聞社」、そして上には「優勝」の文字か全勝優勝の場合は「全勝」と書いてあります。「全勝」の文字はなかなか見られず、全勝優勝が難しいことが分かります。

 

優勝額はいつごろ掛け替えられるのですか?

夏場所前に行われた優勝額贈呈式

東京で本場所が行われる1月、5月、9月の初日の前日に国技館で優勝額の贈呈式が行われ、直前の2場所分の優勝額が力士に贈られます。

 

令和4年春場所で優勝した若隆景の優勝額除幕式(令和4年夏場所初日)

その2枚が古い優勝額2枚と交換して国技館に掛け替えられます。そして本場所初日に優勝額の除幕式が行われて観客に披露されます。

 

優勝額はいつから贈られるようになったのですか?

大鵬(左)と柏戸 両横綱の優勝額贈呈式 (昭和41年5月)

明治42年に優勝制度ができたときから優勝額が贈られています。初めは時事新報社が贈っていましたが、途中から東京日日新聞社、今の毎日新聞社が引き継いで贈り続けています。

 

毎日新聞社から優勝額を授与される霧馬山(春場所千秋楽)

千秋楽の表彰式で優勝力士に、毎日新聞社がミニチュアの優勝額を贈っている様子を見た人もいるでしょう。本物の優勝額は縦3.17メートル、横2.28メートルと畳およそ5枚分の大きさで、重さは約80キロもあります。この大きな優勝額は力士の栄光の象徴でもあるのです。

 

【相撲専門雑誌「NHKG-Media大相撲中継名古屋場所号」から】

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