ストーリーラグビー

メイっぱいラグビー 最終回  スクラム

2019-09-15 午後 11:58

ラグビーワールドカップをめいっぱい楽しむための情報をお送りしてきた「メイっぱいラグビー」は今回で最終回。テーマは「ラグビーのだいご味」ともいえる「スクラム」です。

スクラムはFWのプライドだ!

 

「スクラムは、フォワードのプライドです!!」

 

こう声をそろえるのは、トップリーグ、NTTコミュニケーションズのみなさん。スクラムは日本代表の練習相手に指名されるほどの実力です。

 

 

「スクラム」とは、1チーム8人でフォワードの選手が組んで押し合うプレー。前にボールを落とす「ノックオン」などの反則の際、プレー再開に使われます。

 

 

さっそくその迫力を体験させてもらうことに。登場したのは台車にクッションがついたような形の、「スクラムマシン」と呼ばれる器具。練習では、これをスクラムを組みながら押すといいます。ということで、その上に副島アナが乗せてもらうと。

フォワードのみなさん「せいっ!!」

副島「うおっ!おおっ!!うわぁぁー!!」

 

 

あまりの衝撃にひっくり返りそうになってしまいました!100キロ前後のフォワード8人の力で押すスクラムのパワー、驚きです。

「重要度?100%ですよ!」

試合ではスクラムの場面は何回も見ることになります。その重要度って、どのくらいなんでしょうか?

 

「ほう、スクラムコーチの私にそれを聞きますか。100%に決まってるじゃないですか!」

 

そう語るのはNTTコミュニケーションズの斉藤展士スクラムコーチ。

その理由を聞くと。

 

 

「スクラムは押すことが全てではないんです。(押し勝った上で)スクラムからキレイにボールが出ると、バックスの選手に“生きたボール”が出る。次のプレーがすごく有利にアタックができるんです。」

 

では、スクラムで押し勝つために重要な事とは?

 

「いいスクラムを組むために、1列目の選手にはいい体勢を作るという仕事があります。」

 

 

「その1列目の3人がつくった『壁』を前に押すのが後ろの5人の仕事。1列目がいい体勢をとれれば、彼らのお尻に的ができる。その的を後ろの5人がしっかり押すイメージですね。」

 

 

8人の中で、1列目と後ろの選手でそれぞれの役割がある。ただ力いっぱい押しているわけではないところに、奥深さを感じますね!

「立ち合い」での駆け引き

しかし、日本代表が海外のチームを相手に苦しむのが体重差。例えば一人当たり5キロ相手が重ければ、8人のスクラム全体では40キロ相手が上回っていることになります。その差を埋めるために大切なことは、スクラムを組む前から始まっているといいます。

 

「スクラムでは、組む前の立ち位置で駆け引きをしています。」

 

立ち位置の駆け引き?ここで斉藤コーチが例に出したのは、「相撲の立ち合い」

 

 

「相撲でも、しっかり間合いを取って当たったら強く当たれますよね。でも一歩近くなったら、先に相手に下に入られて押されてしまうこともある。間合いを詰めたり引いたりして、対戦相手の不利な体勢をひきだす。自分たちの有利な体勢でいかに組むか、そこがスクラムのだいご味です。」

 

そして、スクラムで勝つことの大切な意味をこう語ります。

 

「スクラムは負けるとチームの士気が下がるし、勝つとチームが盛り上がります。」

 

ワンプレーにとどまらない、まさにプライドをかけたぶつかり合い、それがスクラムなのです!


様々な方のご協力でラグビーをイチから勉強してきた「メイっぱいラグビー」。取材を通して、一つ一つのプレーがとても「尊く」感じられるようになりました。ご協力いただいたみなさん、ありがとうございました。

これからも、ラグビー観戦を「めいっぱい」楽しみましょう!

 

 

この記事を書いた人

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副島 萌生 キャスター

NHKサンデースポーツキャスター
放送部だった高校時代に春のセンバツの開会式閉会式の司会を担当

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