ストーリーラグビー

メイっぱいラグビー その10  フルバック

2019-06-20 午後 08:59

ラグビーワールドカップ日本大会を「めいっぱい」楽しむために知っておきたい情報を毎週コンパクトにお伝えしていきます。今回は背番号15番、フルバックを紹介します。

ついに五郎丸選手が登場!

メイっぱいラグビーのポジション紹介も、今回でラスト!
フルバックのポジションを紹介してくれるのは、NHKラグビーワールドカップナビゲーターも務めるこの選手です。

 

 

「フルバックは、チーム最後尾から支える何でも屋です。」

 

 

 

前回大会、日本を沸かせたこのポーズ!このルーティーンからのプレースキックで日本の得点源となった、五郎丸歩選手。五郎丸選手と言えば「キッカー」のイメージが強いかもしれませんが、通常のプレー中に努めているポジションが「フルバック」です。

攻守に責任が問われるポジション

 

日本代表の田中史朗選手が考えた、15のポジションを動物に例えた一覧で、フルバックは「鷹」

試合中はチームの最後尾に位置し、常に「鷹の目」のごとく俯瞰した目線でゲームを見ながら、スペースを探して臨機応変に攻撃にも参加します。

 

「一番後ろからチームと相手の動きが全部見えるので、グラウンドを上から見るような目線は必要になってきますね。」

 

 

さらに、守備の場面では最後尾にいるフルバックが抜かれればトライになるとあって、一発でしとめるタックルが欠かせません。五郎丸選手自身、「フルバックは責任が問われるポジション」だと感じていると言います。その言葉通り、4年前のワールドカップで五郎丸選手は相手のトライをギリギリで止めるタックルを何度も見せ、日本を救いました。

見せ場は「ハイパント」

さらにフルバックにとって重要なのが、「ハイパント」と呼ばれる高く蹴り上げられたボールをキャッチする事です。
陣地を回復することなどを狙って相手が蹴ってきたボールをいち早く確保するために、正確に落下点を見極めジャンプしながらキャッチします。もちろん、同時に相手からは猛スピードでプレッシャーをかけられます。ハイパントのキャッチには、相手選手との競り合いにも勝たなければならないのです。

 

 

とは言っても、言葉ではなかなかイメージしづらいもの。

ということで、どのくらい難しいのか副島アナが体験させてもらいました!五郎丸選手にボールを蹴っていただき、ジャンプキャッチを目指します!ここで五郎丸選手がポツリと。

五郎丸「副島さん、運動神経いいですか?」

副島「えっ?めっちゃ悪いです。」

 

若干の間が空いて。
五郎丸「それはやばいなあ。」

 

え?スタッフも不安になってきたんですが…。
と考える間もなく体験スタート!五郎丸選手が勢いよくボールを高く蹴り上げます!

 

 

十数メートル上まで上がった楕円のボール。真っ逆さまにどんどんスピードを上げて落ちてきます!

副島「(こ、こわいっ!)ギャアァッッー!!!」

絶叫しながら思わずのけぞります。

 

 

キャッチするどころか、なんとかボールを避けるので精いっぱいの副島アナ。たとえうまくキャッチできたとしても、試合ではその直後に体格のいいラガーマンたちのタックルを受けなければならないのです!

副島「これ、さらに相手がタックルしてくるんですよね??」

五郎丸「これをジャンプして取らなくちゃいけないです。プラスタックルされます。」

絶叫して息が上がる副島の問いにも、冷静に続ける五郎丸選手。

 

 

五郎丸「チームのために取るしかないです。取った後の事は考えないですね、だいたい『やられます』から。そんなに痛いとはならないですよ。『ああ、いつも通りだなー』みたいな。ハハハハ!」

 

副島「(わ、笑ってる・・・)。」

 

素人からするととんでもないことを笑顔で語ってくれる五郎丸選手の姿に、「ハイパント」をキャッチするフルバックの難しさ、大変さが身にしみてわかったのでした。

 

その姿はまさに「最後の砦」。それがフルバックなのです!

 

 



「ポジション編」が終わったメイっぱいラグビー。次回からは「プレー編」がスタート!五郎丸選手はあと2回、続けて登場いただきます。テーマは「タッチキック」について。お楽しみに!

 

 

この記事を書いた人

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副島 萌生 キャスター

NHKサンデースポーツキャスター
放送部だった高校時代に春のセンバツの開会式閉会式の司会を担当

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