ストーリーラグビー

メイっぱいラグビー その7 スタンドオフ

2019-05-29 午後 06:45

ラグビーワールドカップ日本大会を「めいっぱい」楽しむために知っておきたい情報を毎週コンパクトにお伝えしていきます。

今回は背番号10、スタンドオフを紹介します。

日本代表期待の松田力也選手に聞く!

今回のテーマは「スタンドオフ」。前回「スクラムハーフ」編の田中史朗選手に続き、日本代表やサンウルブズで活躍中の選手がインタビューにこたえてくれました。

 

 

「スタンドオフはチームの司令塔です」。

 

25歳の松田力也選手。学生時代は伏見工業高校、帝京大学という名門チームでプレーし、大学時代に日本代表入り。初めてのワールドカップとなる日本大会での活躍も期待されています。では「チームの司令塔」の仕事をさっそく教えてもらいましょう!

チームで唯一の「人間」?

これまでのポジション紹介で毎回登場してきた、田中史朗選手考案・ラグビーの15のポジションを動物に例えた一覧。ゾウやゴリラ、サルなどの動物が登場してきました。では、スタンドオフはどんな動物かというと・・・。

 

 

まさかの「人間」!!

これはどういうこと?考案者の田中選手に聞いてみました。

 

「スタンドオフは司令塔なので、本当に一番“頭がいい”。いろんな人を指示して動かすので、人間ということにしました。」

 

この説明を受けて、隣にいた松田選手に「頭がいいということですが?」と話を向けると。

 

 

「そうですね!すごく頭がいいです。」

 

見事に「乗っかって」くれました(笑)。しかし、実際にスタンドオフの仕事を聞いてみると、本当に頭をフル回転させていることがわかってきました。

最善の策を瞬時に選べ!

通常、密集から出たボールはスクラムハーフから最初にスタンドオフへとパスが送られます。受け取ったスタンドオフが攻撃の起点となるのです。その時、選択するプレーは・・・。

味方につなぐ「パス」か。
陣地を回復することなどを狙う「キック」か。
それとも自ら前方へ持ち上がる「ラン」か。

 

 

たくさんの選択肢の中から瞬時に最善の策を選び、チームの攻撃を組み立てていきます。

しかし、相手の厳しいプレッシャーの中で、どうやって次のプレーを判断しているのでしょうか。

 

「外からの味方の声を聞いたりしていろいろな情報をもらいながら、どこにスペースがあるのか見つけて、それに合わせてパスするのかキックするのかランするのか、判断をしています」。

ここ一番のキックパスに注目!

 

そして、スタンドオフここ一番の見せ場となるのが、「キックパス」です。

ラグビーで唯一前に出せるパスがこの「キックパス」。通れば大きなチャンスになりますが、相手に奪われれば一転ピンチになってしまうため、味方との連携が欠かせません。何より、狙った場所に狙ったスピードで正確にボールを送る精度の高いキックが求められています。

松田選手は、この正確なキックが持ち味の一つ。日本代表選手のキックは果たしてどれだけ正確なのか。5m先に置いたペットボトルを狙ってもらいます。すると!

 

 

松田選手、一回で難なく成功!

 

 

そしてこの表情!

ちなみにこの後、副島アナも同じキックにチャレンジしてみましたが、楕円のラグビーボールはしっかり足に当てて真っ直ぐ蹴るだけで一苦労。さらに地面にバウンドすることも加わって、まったく狙った場所にキックすることができませんでした。

松田選手は、スタンドオフのキックパスの技術が、勝利を近づける大きなポイントだと教えてくれました。

 

「キック一本で試合の展開が変わったりするので、正確に蹴ることによって自分たちの理想のラグビーを展開していく。そんなプレーを目指しています」。

 

スタンドオフはまさに、「味方を操りゲームを支配する司令塔」
背番号10の多彩なプレーに注目しましょう!

 



次回からはいわゆる「バックス」のポジションについて。まずは背番号12と13、センターのポジションを紹介します。お楽しみに!

 

この記事を書いた人

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副島 萌生 キャスター

NHKサンデースポーツキャスター
放送部だった高校時代に春のセンバツの開会式閉会式の司会を担当

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